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更新日:2016年12月21日

 

知事定例記者会見における発言要旨161221

この資料は,県政記者クラブとの定例記者会見での発言内容を要約したものです。

 

・今年一年の感想と来年の抱負について

・野鳥における鳥インフルエンザの発生について

・FIFAクラブワールドカップジャパン2016における鹿島アントラーズ準優勝について

・首都圏中央連絡自動車道の開通日決定について

・知事選について(1)

・原子力安全協定の見直しについて

・高速増殖炉もんじゅの廃炉について

・朝鮮学校に対する運営費補助金について 

・知事選について(2)

 

(作成:広報広聴課)
平成28年12月21日(水曜日)
11時00分~11時30分 会見室


 ○今年一年の感想と来年の抱負について


NHK(幹事社):幹事社のNHKです。今年最後の記者会見ということで,今年一年の振り返りということと,それから来年に向けて抱負・構想等を伺えればと思っておりますが,今年一年,県政にとってどんな一年だったか,とりわけどういったことが印象に残っていらっしゃるかということをお伺いしたいと思います。

知事:一つには,なかなか景気が回復していない,デフレ脱却ができないという意味では,厳しい1年だったかなと思っております。

ただ一方で,茨城県としては,例えば,G7科学技術大臣会合がつくばで開かれる,あるいはまた,県北芸術祭も77万人余の大勢の方々に見ていただけるといった形で,県の活性化といった点で,イベントも成功したと言っていいのではないかと思っております。

そしてまた一方で,本県の力をこれからも発展させていくという意味では,企業誘致も,ファナックあるいはアイリスオーヤマなど,優良企業に出てきていただいたということで,それなりの成果を上げてきたのではないかと思っております。

そして,(一年の)最後のほうになりましたが,オリンピック以降,本県のスポーツ選手が大変に活躍してくれました。オリンピック・パラリンピックでの活躍はもとよりですが,そのほか,日本女子オープンゴルフ(畑岡奈紗選手),あるいはまた,J1年間王者(鹿島アントラーズ)という形で,本県の選手あるいはチームが活躍してくれたことについては,県の元気を出すために大いに励みになったのではないかと思っております。

そして,来年の話でありますが,今,人口減少が日本全体として大変な勢いで進んでいる,多分,今年は自然減が1万人前後になってしまうだろうということを考えますと,どうやって活力を維持していくかということが,一番重要な課題になってくるのだろうと思っております。

そういった点で,圏央道が2月26日に開通しますので,この効果などを十分に生かしながら,茨城県の活性化に努めていきたいと思っておりますし,また,教育や福祉などの面でも,力を入れていきたいと思っております。

NHK(幹事社):知事さんの中で印象に残ったものをお挙げいただいたところなのですが,その中でもとりわけこれがというものがございましたら,教えていただければと思います

知事:県北芸術祭が,いろいろご心配もいただいたのですが,最終的に77万6,000人という多くの方々に来ていただけた。これは県民が自分の地域を改めて見直すきっかけにもなったと思いますし,また,ほかの県から来てくれた人たちに,茨城の良さを感じてもらう機会にもなったのかなと思っております。

NHK(幹事社):今のお話ですと,来年に向けて人口減少への対応,活力の維持というのをどうするかということが一番の大きな課題になってくるとのことですが,それについて,特にこのような対策をというお考えがございましたらお願いします。

知事:先ほども申し上げましたように,圏央道が県内区間全線開通しますので,これによる効果というのはかなり大きいのではないかと思っております。圏央道,今度の開通区間の周辺にもだいぶ工業団地の造成などが進んでいるところもありますので,そういった地域へ,大いに,多くの優良企業が来てもらえたらありがたいと思っております。

それからもう一つは,進学・就職に当たって,県外へ出ていっている人がだいぶ多いものですから,その辺について,県内企業の情報なども十分に提供できるような体制などもつくって,少しでも,若い人たちにUIJターンをしてもらえるような方向に持っていけたらと思っております。

NHK(幹事社):何かそのための具体的な施策というのはお考えですか。

知事:それは,今,経済界と都内の大学等との間で連携すべく,さまざまな施策を講じているところです。

 

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 ○野鳥における鳥インフルエンザの発生について


NHK(幹事社):鳥インフルエンザが水戸を中心に頻発しておりまして,さらに北浦でも出ているというようなことがございまして,今日午後には危機管理連絡会議も開かれると伺っておりますが,知事として憂慮されている部分,それから事務方にどのような指示を出しておられるのかというあたりをお伺いできればと思います。

知事:最初はここまで大きくなるとは考えていなかったのですが,大変な事態になっているなという思いを今強くしております。既にほかの県も含めると野鳥で122件,家禽で6件という件数が鳥インフルエンザということで発生しているところでございまして,これをどう対応していくか。先ほどお話がありましたように,自然のことなのでなかなか難しいのですが,まず最初に聞いたときに,観測回数をしっかり増やすようにということ,あるいはまた,糞便調査などについても徹底して行うようにということで指示を出したところであります。

例えば,県内の11湖沼でこれまで糞便調査などもやっているのですが,これを月1回から2回としたほか,新たに涸沼でも月2回糞便調査などをやっているところでありますし,また,情報をしっかり把握できるようにということで,死亡野鳥に関する通報を24時間体制で受ける,あるいはまた,渡り鳥の飛来地となっている湖沼を中心に,死亡野鳥や衰弱個体の監視を強化しているといったことでありまして,そういった形でいろいろ手当てをするとともに,どうやって蔓延しないようにするかということのために,消石灰を配るとかいろいろなことを講じておるところであります。

NHK(幹事社):今後に向けてなのですが,知事さんとして,どこに線引きをして守っていきたいというようなことがお考えとしてありますか。

知事:野鳥の場合に線引きというのはちょっと難しいのですが,いずれにしても早期発見に努めて,その周辺地域をしっかりと蔓延から防ぐということになってくるのだろうと思います。

それから,もう一つは,家禽に及ばないようにということを徹底してやっていかなければいけないなと思っておりまして,こちらについては防鳥ネットを細かくするとか,あるいはまた,靴底の消毒をするとか,これまでの経験を踏まえながらいろいろな対策を講じているところです。

 

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 ○FIFAクラブワールドカップジャパン2016における鹿島アントラーズ準優勝について


茨城:先日,クラブW杯で鹿島アントラーズがレアル・マドリードに惜しくも敗れましたが,準優勝しました。知事さんも観戦されたようですが,改めてその感想をお聞かせください。

知事:本当にいい試合だったですね。(クリスティアーノ・)ロナウドが,こんなに鹿島が当たってくるとは思っていなかったというようなことを感想として言っておられたようでありますが,本当にそういった点で,一般の人が期待した以上にすばらしい試合を展開してくれたのではなかろうかなと思っております。

そして,2対1になったときには,このまま勝ってしまうのではないかと思ったのですが,残念ながらペナルティキックを向こうに与えてしまって,そこまではいきませんでしたが,世界のクラブの中での準優勝ということでありますから,これはみんなで称賛するに値する大変大きな勝利だったと思います。

茨城:世界に鹿島の名を広めたということだと思うのですが,県としてアントラーズを表彰するようなお考えというのはありますか。

知事:どういう形でやるかということはあるのですが,何らかの形で表彰はしていきたいなと思っております。例えば,イメージアップ大賞というものを出しておりますが,この委員の方たちからも,改めて今回の準優勝,決勝戦は,世界百何十の国で確か放送されているのです。ですから,茨城という名前は出てきていませんが,茨城のイメージアップになったのではないかというようなことも言ってきてくださっているところでありますし,どういうふうにするかはともかくとして,県民栄誉賞という方法もありますが,その辺を含めてこれから検討していきたいと思います。何らかの形で表彰したいと思います。

茨城:今日,これからイメージアップ大賞の発表があると思うのですが,今回は入らないということでしょうか。

知事:そこではまだできないと思いますが,委員の皆さん方にも,もしそれにするのであれば,事前にきちんと了承をとらなくてはいけませんし。

茨城:今回,FIFAの国際大会ということで知事さんも行かれたということですが,県として東京オリンピックでカシマサッカースタジアム開催を目指していると思いますが,FIFAの関係者の方とお話しされたとか,そのようなことはありましたか。

知事:今度,鹿島アントラーズが勝ち上がってきたものですから,急に行くことに決めたので,FIFAの人たちがいるゾーンではなかったものですから,そういうお話はしておりません。

 

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 ○首都圏中央連絡自動車道の開通日決定について


茨城:続けて圏央道について伺います。先ほど,開通効果として企業誘致の話がありましたが,それも含めて,本県としてどのような効果が期待されるとお考えでしょうか。

知事:潮来から東名まで行けるということでありますから,今まで東京都内を通ってきていると非常に混雑して時間がかかっていた。それがスムーズな流れになってくるということで,企業誘致だけではなくて,観光などの面でもいい効果が出てくれればありがたいなと思っています。

茨城:北関東道が開通したときは,栃木,群馬を含めて横の連携が強まったと思うのですが,今回,圏央道を契機として,千葉,埼玉などいわゆる南関東との連携とか交流の促進はお考えでしょうか。

知事:それはもちろんこれからいろいろな形で効果は出てくると思います。我々が連携促進というより,ある意味,競争になるかもしれませんが,あちらのほうまで(事業を)展開できるということになると,企業にとっては立地環境として非常によくなってきますので,そしてまた,本県の場合には港に近いという点もあります。これから,例えば,港の利用一つとってみても,労働力不足という中で,トラックの運転手さんなどの確保も大変厳しい状況になっていますから,効率のいいところへだんだん荷物も集まり始めるのかな。そういう点で言うと,東京湾の場合には(そこまでの道が)混んでいるので,時間的な予測もなかなかつかないし,いろいろ不便な面もある。そういった点で言うと,本県の場合には,荷物の混み具合もまだまだでありますし,道路もすいているということで,より効率的な運搬・運送ができるのではないかと思っておりますので,そういった点でも,我々としては,セールスポイントになってくるのではないかと思っています。

 

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 ○知事選について(1) 


朝日:先日,自民党県連が来年秋の知事選について候補者擁立の方針を決めました。改めて,現時点で知事が七選を目指す考えがあるかどうか,確認させてください。

知事:まだ9カ月もあることですから,そういったことについては考える状況にないと思っています。

朝日:先日のパーティーでは出席された方の挨拶の中で,期待の声というのもかなり聞かれたと思うのですが,そういう声を受けてはどうお考えでしょうか。

知事:それは大変ありがたく承ってはおりますが,それによって今何か考えるかというと,それはまた別問題であります。

 

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 ○原子力安全協定の見直しについて


朝日:原子力安全協定の見直しについて,今日午後,原子力所在地域首長懇談会が開かれるのですが,改めて確認ですが,7月の会議では東海村長は県にも何らかの関与を求めていきたいという発言がありましたが,そういった村長側からの協議参加の要請とか,何かお話はありましたでしょうか。

知事:協議に参加してくれという形での話はありません。ただ,我々としても,原電と市町村との間で具体的な方向が示されてくれば,市町村がどういう考えを持っているのかによってはいろいろと協力することはあり得るかもしれません。今のところ,まだそういう話はありませんので,何とも言いようがありません。

朝日:一般論といいますか,原子力安全協定に対する認識を確認させていただきたいのですが,協定の権限を拡大して協議に参加できれば,立地自治体と同等の権限を得れ再稼働に対して同意しないと言える権利を持てると考えている首長さんもいれば,逆に協定を結ぶということは了解が前提だというふうに考えている方もいるのですが,知事としては,協定に関する認識というのはどうお考えでしょうか。

知事:それはどういう協定になるかによって違ってきますので,協定の中身次第だと思います。

朝日:現時点の三者協定はどういうご認識ですか。

知事:現時点の協定に市町村の名前だけプラスする形になるのか,それとも,また条文の変更があるのかどうか,そういった状況によって全然変わってきますので,そこは結果を見ないと何とも言いようがないと思います。

朝日:今のところ,全く新しい協定に見直す可能性もあると思うのですが,一応求めているのは同等の権限をという言い方をしているので,現状の協定への認識をお聞きしているのですがいかがでしょうか。

知事:同等の権限であれば同等になってきますね。

朝日:ここで言う同等というのは,今結んでいるのは動かすことに了解する前提,そういう方向でしょうか。

知事:各市町村がそこまで求めて同等と言っているのかどうかということですが,同等ということになるとそうなってきますから,同じようになるのではないですか。だから,そういう形で決着するかどうかということが一番の問題なので,そこを我々としては市町村と事業者の間で早く詰めてほしいなとは思っております。

朝日:やはり早く詰めてほしいというお考えですか。

知事:もう長いですからね。

朝日:やはり首長さん方も,運転延長の申請期限が迫っているというのもあって,最近,開催頻度を多くしていると思うのですが,知事としても早く結論を出してほしいということでしょうか。

知事:私は,前から申しているように,基本は市町村でありますから,市町村がどう考えるかによってそれはやっていってくれればいいので,ただ,余り長くかかっているから,今,早くということを申し上げたのですが,せっついているわけでありません。

朝日:改めてですが,現状の協定の認識としては,協定を結ぶということは,事前了解することが前提なので,特に結んだからといって再稼働にノーが言えるわけではないという考えもあるみたいなのですが,それはどうお考えですか。

知事:そこはこれからどういうふうな解釈をしながらやっていくのかによって協定を結ぶときに変わってくるのだろうと思います。

 

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 ○高速増殖炉もんじゅの廃炉について


茨城:高速増殖炉もんじゅについてお伺いします。今日にも福井県知事と経済産業大臣との面会などがあるようですが,先だって,高速炉開発会議で廃炉方針が示されましたが,改めて,どのように受け止めているか教えてください。

知事:廃炉方針は示されましたが,今後の高速炉開発会議の中で新たな高速炉開発の方針がこれから決められていく見込みになっておりますので,その中でどういうふうになってくるのかということを見守っていきたいと思っております。

ただ,JMTRの廃止が強く打ち出されておりますので,そういったことについては,財政的な問題だけではなくて,研究開発上,今,JMTRが果たしている役割が必要になってくるのであれば,それに代わるような施設をつくったらどうかということは前々から申し上げているところでありまして,(12月)19日に山口副知事と大洗町長,東海村長が国に出向いて,その旨の要請なども行ってきているところです。

茨城:今,JMTRの話が出ましたが,このもんじゅの廃炉のお話の中で,福井県に新たに研究炉・研究施設をという話も浮上しておりますが,向こうに研究施設・研究炉となると,JMTRの後継炉という話も少し遅れが出るというか,影響が出てくるような話なのかなと思ったのですが,そのあたり知事はどのようにお考えでしょうか。

知事:12月19日に文部科学省に要望を行った際に,担当局長さんからは,もんじゅ周辺地域の試験研究炉の話はJMTRの代替炉とは別の議論と考えているとの説明があったと報告を受けておりますので,そこはまた,今みたいに向こうへ行ってしまってこちらへ来ないのではないかという発想はしなくてもいいのだろうと思います。

茨城:もんじゅの廃炉で,県内にもその関連施設というのは多く立ち並んでいるわけですが,県内への影響という点では,知事はどのようにお考えでしょうか。

知事:「常陽」については,かなりこれからいろいろ活用していくような方向が出されているところでありますので,それは多分,これまでのいろいろな経験なども踏まえますと,高速炉の開発ということをやっていく上で,「常陽」を重視していかざるを得ないのかなという感じは持っておりますが,そのほかの施設について特別な影響が出るということは,今,聞いておりません。

 

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 ○朝鮮学校に対する運営費補助金について


毎日:朝鮮学校に対する補助金に関してお伺いしたいと思います。今年4月の記者会見で,現状では今年度の執行は難しいという発言をされまして,その後,学校のほうとか関係団体からの補助金の継続を求める署名とか面会を求めるような動きがあったと思うのですが,現状だと困難だという認識に何か変更はありますでしょうか。

知事:前の会見以降,状況は変わっていないと考えております。今後,最終的にどういうふうにするかということについては詰めていきたいと思います。

毎日:国のほうからの通達があると思うのですが,補助金を出すか出さないかということは,県のほうで考える必要があると思うのですが,今後どういったことを参考にされながら補助金の執行をする,しないということを判断されるのでしょうか。

知事:国から来ている通知などについても,趣旨をしっかり確かめなくてはいけない面がありまして,昨年度の通知を受け取った後の国のほうの説明というのが,普通に受け取る受け取り方と若干違っているような感じもしておりますので,そういったこともしっかり確認しながらやっていく必要があるのだと思います。

毎日:違っているというのは,どういう部分でしょうか。

知事:我々が最初に受け取ったのは,中止したらどうかという感じが色濃いのかなと思ったのですけれども,その後は必ずしもそうではないような説明になっております。

毎日:そういったことへの問い合わせみたいなものは県からはされているのでしょうか。

知事:あれ以上でもないし,あれ以下でもないという形でしか返事が返ってきておりませんので,その辺をしっかり確認していく必要があるのだろうと思います。

毎日:この補助金の停止に関しては,例えば日弁連とかは学習権の侵害ですとか,差別的な取り扱いではないかということで批判されていると思うのですが,そういったことに関するお考えはいかがでしょうか。

知事:そこは,他の都県でも中止しているところがたくさんございますので,その点で言えば,必ずしもそういった非難が当たるとも思っておりません。

毎日:他がというよりは,そもそもどうでしょうということなのですが。他がやっているというよりは,学習権の侵害に当たるかどうかとか,差別に当たるかどうかということ自体はいかがでしょうか。

知事:ですから,他の県でも中止しているところが,今まで補助金を出していてやめているところがあります。ですから,同じように考えてもらえれば良いのだろうと思います。

毎日:本県として当たるかどうか,知事として当たるかどうかというのをどうお考えになりますか。

知事:もし,それにあたるのであれば,他の県がやっているのもそれに当たって憲法違反ということになってくるのだろうと思いますが,それは,そういう形での決着がまだ出ておりませんので,見守っていくほかないのだろうと思います。

朝日:関連なのですが,先ほど状況は変わっていないということですが,ここで言う状況というのは日朝関係ということですか。

知事:そういうことです。

朝日:日朝関係の改善が見られないということでしょうか。

知事:日朝関係,北朝鮮の活動の状況があまり変わっていないということです。同じような状況が続いていると。

朝日:活動というのは,ミサイルだとか核実験のことを指していらっしゃるのですか。

知事:そうです。

朝日:先日,朝鮮学校の関係者が記者会見をしたのですが,そのときに,知事への面会を求めているということでしたが,面会に応じたり当事者にお話を聞いたりする考えはおありでしょうか。

知事:これから考えていきたいと思いますが,今のところ,まだお会いしておりません。

朝日:必要性は感じていらっしゃらないですか。

知事:趣旨は十分伝わっておりますから。代わりに職員が受け取って趣旨はお聞きしていますから,それはそれで向こうの活動の色々な状況というものについては私に伝わっているところです。

朝日:最後に確認ですが,補助金を今後続けるかどうかの判断というのは,国の通知,国の考えなのか,それとも県として北朝鮮の状況を踏まえての判断になるのか,どちらなのでしょうか。

知事:国の考えというのではなくて,あくまで県が判断していくことになりますが,国が北朝鮮をどう捉えているか,あるいはまた,この朝鮮学校の立場をどう捉えているか,そういったものを参考にしていく必要があるのだろうと思います。

朝日:朝鮮学校側は教育と政治をあまり結びつけて考えないでほしいというような主張をされているのですが,それに対してはどうお考えですか。

知事:それは,先程もお話ししましたように,他のところでもある程度,そういうことについては県民の税金を出す以上,配慮したらどうかという判断のもとに中止をしていますので,そういったことも十分に参考にしていく必要があるのだろうと思います。

朝日:県民からも結構意見が寄せられていると思うのですが,そういうことも勘案して考えられるのでしょうか。

知事:もちろんですね。両方あります。かなり厳しい意見もあります。

朝日:厳しい意見のほうが多いのでしょうか。

知事:どっちが多いかは数えていませんからわかりません。

 

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 ○知事選について(2)


産経:知事選のお話なのですが,まだ9カ月あるのでということでしたが,ではいつ頃になったらというお考えでしょうか。

知事:それは状況がどうなっていくかなどにもよりますから,今,申し上げる状況にはございません。これからどういうふうに周りの状況が変化していくかなども考えながら決めなくてはいけないことなので。

産経:前回,前々回と,6月,7月のぎりぎりなのかなという印象があったのですが,今回も結構ぎりぎりまで様子を伺うということでしょうか。

知事:それはわかりません。色々な意見を言ってきてくれる人はおりますけれども。

産経:いろいろな意見という中に,多選を批判するような声もあると思うのですが,それについて知事はどう受け止めていらっしゃいますか。

知事:多選であることは間違いありませんが,多選ではあるけれども,やるかやらないかということについて,まだ結論は出していません。

産経:批判されているということについてはどういうふうにお考えでしょうか。

知事:批判されていることについては,素直に受け取っておくだけです。

産経:素直に受け取るということでしょうか。

知事:はい。多選でもやれという意見もたくさんありますから。両方の意見をそのまま受け取っているということです。

NHK(幹事社):ありがとうございました。

 

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