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ページ番号:68183
更新日:2024年3月1日
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大学を卒業後は、県外の救急病院で働いていましたが、もっと患者さんとじっくり関わる看護がしたいと思い、リハビリテーション看護に興味を持ちました。また、東日本大震災を経験したことで、地元の茨城県民の方々の力になりたいと思ったことがきっかけです。
リハビリテーション専門病院の小児科で看護師として働いています。入院中のお子さんやご家族の希望に合わせて看護計画を立て、日常生活のお世話などの看護ケアを実践しています。医師や療法士など多職種と協力し、自宅や地域での生活を視野に入れながら、日常生活の動作を伸ばし、その方らしく生活できるようにサポートしています。
看護師は診療や治療に携わることも多くありますが、家族看護の視点も大切だと思っています。ご家族がお子様のケアについて不安なことや困っていることを聞き、必要な情報の提供やケアの指導などの日々の関わりを通して、ご家族に笑顔が増えたり、前向きなお話を聞くことができた時にはやりがいを感じます。また、リハビリテーションにより患者さんのできることが増える過程を共有できることも嬉しさにつながっています。
療法士とともに患者さんのご自宅へ「家屋訪問」へ伺ったことです。ご自宅の環境と患者さんの動作を見ながら、療法士とともに入浴などをどのような方法で行えばスムーズか、どこに手すりなどの介護用品を使用するかを話し合いました。実際に患者さんの生活を思い描くことができ、地域で生活しているという視点で看護計画を立てて実践していくことの必要性を感じました。
相手の状況を想像することです。患者さんやご家族が今どのようなことに困っているか、今後、自宅や地域での生活で困ることはないかを想像し、どうしたらよくなるのか考え看護へつなげています。そして、一緒に働く同僚への感謝を忘れないこと、自分が困ったら協力を得ることを心がけています。
医療職として医療や看護の知識を学ぶことは自己研鑽の時間で行うものだと思っていましたが、教育面や研修がしっかりしており、学習する機会が多くあることにイメージとのギャップを感じました。病態生理の基礎やリハビリテーションについて等、さまざまな研修があり勉強になります。茨城県立医療大学の先生方から教わる機会もあり、日々の看護実践だけでは学べない貴重な講義を聴くこともできます。
子供の出産時に産前産後休暇を取得後、育児休業をとりました。子供との時間を満喫できたことは人生において宝物のような時間でした。現在は、育児短時間勤務の制度を利用して働いています。上司や同僚の助けもあり、仕事と育児を両立しながら働くことができています。
2012-2014 | 医療大学付属病院 (回復期リハビリテーション病棟) |
2015- | 医療大学付属病院 (小児科) |
勤務前 |
5時15分 起床、準備 6時30分 子供を起こす、朝食 7時00分 出勤 8時00分 職場到着、準備 |
午前 |
8時30分 始業、情報収集、 8時45分 申し送り、ミーティング 9時00分 患者さんの検温、ケア、検査介助 12時00分 食事介助 |
昼休み |
12時30分 昼食、休憩 |
午後 |
13時30分 ミーティング、他職種との話し合い 14時00分 患者さんのケア、患者家族との面談、家族指導 15時00分 看護記録 17時15分 退勤 |
勤務後 |
18時30分 帰宅 19時30分 夕食 20時30分 家族との団らん 21時00分 就寝 |
働くママさんが多く、みんな優しく働きやすい職場です。育児、家庭との両立をしながら働くことができると思います。リハビリテーション看護は、患者さんやご家族とじっくり向き合いながら、患者さんやご家族の「できる」を伸ばしていける、やりがいのある分野です。一緒に、楽しくリハビリテーション看護をしましょう。