ホーム > 茨城を創る > 農林水産業 > 県北地域 > 県北農林事務所経営・普及部門(常陸太田地域農業改良普及センター) > 67-6 水稲 斑点米カメムシ類の防除について
ここから本文です。
更新日:2023年8月29日
斑点米カメムシ類は、水稲の籾を吸汁・加害し、不稔粒や斑点米を生じさせます。県北地域でも毎年被害がみられ、等級落ちの主原因となっています。斑点米カメムシ類の対策には、カメムシの生態を知り、タイミングを逃さず防除することが大切です。
斑点米カメムシ類は、冬に山林で越冬し、①7月頃に畦畔に飛来し、イネ科雑草を加害、②出穂~穂揃い期に親が水田内に侵入し加害・産卵、③7~10日後に幼虫がふ化し稲を加害、という生態を持ちます。そのため、①、②、③それぞれのタイミングで防除することが必要です。
①では斑点米カメムシ類を寄せ付ける原因となるイネ科雑草の防除が重要です。そのため、水田内の除草を徹底するとともに、7月中旬までに畦畔の草刈りを行います。ただし、出穂期付近での草刈りは水田内にカメムシを追い込むことになるため控えましょう。
②、③では斑点米カメムシ類の個体数を減らすため、薬剤散布が重要です。親世代の防除には「出穂期~穂揃い期」、幼虫の防除には「1回目の7~10日後」に薬剤散布を行います。タイミングを逃すと被害が拡大しますので、適期を逃さないようにしましょう
斑点米カメムシ類防除のタイミング
時期 | 場所 | やること |
7月中旬まで | 畦畔 | 草刈り |
出穂~穂揃い期 | 本田 | 薬剤防除 |
1回目から7~10日後 |
このページに関するお問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください