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奥久慈いちご研究会は、9月10日・11日にイチゴ苗の高濃度炭酸ガス処理研修会を開催し、会員13名が参加しました。
高濃度炭酸ガス処理は、ハダニ類に対する農薬の散布回数や散布労力の削減につながる技術で、研究会では平成28年度に処理装置を導入し、共同で利用しています。
炭酸ガスは、定植前のハダニ防除のため苗に処理するものですが、炭酸ガスが装置外に漏れ出てしまった場合、人体に危険を及ぼす可能性があります。本研修会は、高濃度炭酸ガス処理装置の安全で適正な利用を徹底するために開催されました。参加した会員は、「安全な手順を再確認出来た」、「万が一の事故がないよう気を付けたい」など改めて注意点を確認していました。
炭酸ガス処理した苗は、9月11日から定植を開始し、11月上旬から収穫となる予定です。
普及センターでは、今後も安全・安心なイチゴづくりのために、栽培技術の指導、新技術の情報提供などの支援を継続していきます。
常陸大宮地域農業改良普及センター Y.M
令和6年8月20日、JA常陸大宮営農経済センターにて、常陸大宮市、大子町、常陸太田市、那珂市、ひたちなか市の広域銘柄産地として指定されている奥久慈なす生産協議会が中間目揃会を開催し、生産者40名が参加しました。市場担当者から市場情勢を聞いたあと、現在出荷しているナスを使って、今年からの出荷規格の変更点を再確認するとともに、すれ、傷の大きさ、曲がりによる選別など念入りに目揃えを行いました。
また、県北農林事務所経営・普及部門から今後のナス管理について、農業総合センター山間特産指導所からヤガ類の総合的防除技術についても説明があり、参加した生産者は熱心に聞き入っていました。
現在、ナスの出荷は最盛期を迎えていますが、普及センターでは、引き続きナス生産者の所得向上に向け、関係機関と連携した支援をしていきます。
常陸大宮地域農業改良普及センター Y.M
JA常陸大宮地区なす部会は、高品質安定生産を目的に6月24日、常陸大宮市と大子町で栽培講習会を開催し、関係者あわせて28名が出席しました。
現在、露地の「奥久慈なす」は本格的な出荷が始まっており、今回普及センターからは、収穫開始後の管理として、側枝の1果切り戻し剪定、かん水管理、追肥、生理障害対策、病害虫防除について説明しました。また、今夏も猛暑が予想されることから、農作業中の熱中症対策についても説明をしました。今年から変更となる出荷規格についてもJA職員から説明がありました。
普及センターでは、収穫終了まで高品質な「奥久慈なす」を生産できるよう、栽培管理、病害虫防除などの支援を継続していきます。
常陸大宮地域農業改良普及センター Y.N
奥久慈いちご研究会は、6月18日に令和6年度の総会を開催し、生産者7名が参加しました。
奥久慈いちご研究会とは、常陸大宮市と大子町のイチゴ生産者が、イチゴ経営に関する情報交換活動や栽培・経営技術の向上によって地域農業の発展に資することを目的とした組織です。
会長からは「今は仮植に入る大切な時期。次作に向けて技術の向上に努めてほしい」とあいさつがありました。
議事終了後、普及センターからは「次世代型バンカー法」、「イチゴに使用できる新資材」、「衛生管理の徹底」、「熱中症対策」等を話題提供し、会員からは「資材を効果的に使用するにはどうすれば良いか」等、前向きな意見が挙がりました。
普及センターでは、今後も安全・安心なイチゴづくりのために、栽培技術の指導、新技術の情報提供などの支援を継続していきます。
常陸大宮地域農業改良普及センター Y.M
常陸大宮市、常陸太田市、大子町の広域銘柄推進産地として認定されている奥久慈ねぎ銘柄推進協議会が初夏・夏ネギ統一目揃会を開催し、14名の生産者が参加しました。市場担当者から、市場情勢を聞いたあと、実際のネギを使って目揃えが行われました。
春ネギから夏ネギに規格が変わるため、出荷規格を確認するとともに、結束したテープの位置を揃える、専用スケールを使用し軟白長の確認をするなど念入りに目揃えを行いました。夏ネギは6月から出荷が始まります。
普及センターでは、引き続きネギ生産者の所得向上に向け、関係機関と連携した支援をしていきます。
常陸大宮地域農業改良普及センター Y.N
常陸大宮普及センターでは農業の振興を図る取組のひとつとして、関係機関と連携して、「有機農業」を推進しています。
令和6年2月29日木曜日、午後1時半からJA常陸 大宮営農経済センターの会議室で第10回有機農業研修会を開催し、有機農業に取り組みたい生産者10名が参加しました。
今回はかぼちゃの栽培(品種選定、播種、定植、開花後の管理、病害虫対策)について座学で学んだ後、御前山のライスセンターでJA常陸アグリサポートが行っている有機培土を使用した播種作業(キャベツ・白菜)を見学しました。受講生からはカボチャで使用するリビングマルチの播種密度、播種方法やうどんこ病対策など活発な質問が飛び交い、受講生どうしの情報交換もできました。また、播種作業を見学することで、有機JASで使用可能な培土の感触やセルトレイへの土詰め作業を見学でき大変参考になったとの感想が聞かれました。
今年度の研修会は今回が最後となります。来年度も同研修会の計画を立てており、今後も有機栽培に取り組みたい生産者を支援していきます。
常陸大宮地域農業改良普及センター Y.N
常陸大宮普及センターでは農業の振興を図る取組のひとつとして、関係機関と連携して、「有機農業」を推進しています。
令和6年2月15日木曜日、午後1時半からJA常陸大宮営農経済センターの会議室で第9回有機農業研修会(カンショ栽培、土壌微生物について)を開催し、有機栽培に取り組みたい生産者9名が参加しました。
カンショについては、全国的に問題となっている基腐病への対策や、施肥方法、除草管理方法について勉強しました。土壌微生物については、同じ作物を連続して作付すると発生してしまう連作障害のメカニズム、対策について勉強しました。参加者からは、株間の距離はどうすれば良いか、土壌養分の偏りによって発生しやすい病気はあるか、など積極的な質問が飛び交いました。
今年度の研修会は令和6年2月29日に予定されている第10回が最後の開催となりますが、来年度も同研修会の計画を立てており、今後も有機栽培に取り組みたい生産者を支援していきます。
常陸大宮地域農業改良普及センター Y.M
JA常陸大宮地区園芸部会は、西洋野菜の栽培にも力を入れています。1月22日に大宮営農経済センターで春野菜の栽培講習会を開催し、30名が出席しました。
トキタ種苗の担当者から「カリフローレ」、「カリーノケール」、「トレビス」「スティッキオ」の栽培管理について、普及センターからは「茎ブロッコリー」の栽培管理について説明し、協友アグリからはそれら野菜に使用可能な農薬について紹介がありました。
生産者からは、育苗管理や、栽培期間中に注意する点、農薬についてなど積極的な質問がありました。
今回紹介した品種は農薬登録が限られているため、作物分類を確認して登録のある農薬を使用する点など徹底しました。
普及センターでは、今後も講習会や巡回を行い良品生産ができるよう支援していきます。
常陸大宮地域農業改良普及センター Y.N
常陸大宮普及センターでは農業の振興を図る取組のひとつとして、関係機関と連携して、「有機農業」を推進しています。
令和5年12月21日木曜日、午後1時半からJA常陸大宮営農経済センター及び、常陸大宮市の三美にある有機栽培に取り組むほ場で第7回有機農業研修会(ダイコン、カブなどの栽培管理について、土壌診断結果の見方について)を開催し、有機栽培に取り組みたい生産者8名が参加しました。
ダイコン、カブを栽培するにあたっての土づくり、病害虫防除、栽培管理についていばらき有機農業研究会の松岡氏から説明がありました。栽培管理について基本的には慣行栽培と同じですが、病害虫防除について熱心に質問がありました。普及センターから土壌診断結果の見方、特に理解が難しい、CEC、EC、可給態について説明し、認識が深まったとの声がきかれました。
座学終了後、前回作ったボカシ肥料の切り替えしを行いました。今後も何回か切り返しを行い、3月以降には使用できる見込みです。講座は2月まで全10回開催します。今後も有機栽培に取り組みたい生産者を支援していきます。
常陸大宮地域農業改良普及センター Y.N
常陸大宮普及センターでは農業の振興を図る取組のひとつとして、関係機関と連携して、「有機農業」を推進しています。
令和5年11月16日木曜日、午後1時半から常陸大宮市の三美にある有機栽培に取り組むほ場で第6回有機農業研修会(堆肥、ボカシ肥料について)を開催し、有機栽培に取り組みたい生産者6名が参加しました。
堆肥は主に物理性改善効果が高いですが、ボカシ肥料は物理性改善効果に加えて肥料効果もあります。今回は実際にボカシ肥料作りにも取り組みました。参加者からは、昔はこういう肥料を使って栽培していた、実際の作り方を実習できて勉強になった、などの声が聞かれました。
研修会は2月まで全10回開催します。今後も有機栽培に取り組みたい生産者を支援していきます。
常陸大宮地域農業改良普及センター Y.N
奥久慈いちご研究会は、11月7日に梱包方法研修会を開催し、生産者4名が参加しました。
今回の研修会では本格的な出荷シーズンを前に、低コストかつ見栄えが良い荷姿を取り入れるため、昨年から自動梱包機を導入された菅野会長の直売所にて、梱包方法についての情報交換を行いました。参加者からは、緩衝材の設置場所や消費者目線を大切にした工夫点などが多く出され、研究会員同士による情報交換が熱心に行われました。
また、茨城県青果物標準出荷規格や本県産いちごの大田市場での評価について、普及センターから資料の提供と説明を行い、出荷品質の向上を働きかけました。
今後も普及センターでは、経営者マインドの醸成と営農技術の向上に向けた支援をしていきます。
常陸大宮地域農業改良普及センター Y.M
9月19日、20日、22日、26日にJA常陸大宮地区なす部会のほ場巡回を行いました。
今回のほ場巡回は、生産者の栽培管理状況の把握と今後の栽培管理について、栽培管理台帳記帳確認のために行いました。大宮地区、美川地区、山方地区、大子地区の4地区にわけ、各地区役員、JA担当、普及センターが生産者の圃場を巡回しました。
整枝、剪定はほぼできており、ほ場の管理もできていることが確認できました。現在発生している病害虫及び今後発生する病害虫の対策についてアドバイスし、今後の管理のポイントについて資料を配布しました。
なすの出荷は10月末まで続きます。最後まで奥久慈なすとして良品の出荷ができるよう支援していきます。
常陸大宮地域農業改良普及センター Y.N
ほ場巡回の様子
常陸大宮普及センターでは農業の振興を図る取組のひとつとして、関係機関と連携して、「有機農業」を推進しています。
令和5年9月21日木曜日、午後1時半から大宮営農経済センターで第4回有機農業研修会(IPMについて)を開催し、有機栽培に取り組みたい生産者11名が参加しました。
慣行栽培でも大事なIPMですが、化学合成農薬が使用できない有機栽培では特に重要になります。生産者からは耕種的防除、物理的防除に関する質問が多数でました。
講座は2月まで全10回開催します。今後も有機栽培に取り組みたい生産者を支援していきます。
常陸大宮地域農業改良普及センター Y.N
講習会の様子
JA常陸大宮地区なす部会は、なすの高品質安定生産を目的に7月25日、26日に常陸大宮市、大子町内の3か所で栽培講習会を開催し関係者あわせて38名が出席しました。
現在の露地なすのほ場では、4本整枝の誘引が終了し、収穫量が増えています。
今回普及センターからは、側枝の1果切り戻し剪定、葉かき、追肥、現在発生している病害虫について説明し、早め早めの管理の徹底を呼びかけました。また新規で7名の方が栽培しているため、切り戻し剪定の実演も行いました。
さらに大子地区では、山間特産指導所で実施しているフェロモントラップ調査の途中経過について、杉本主任から説明がありました。
収穫終了まで高品質な「奥久慈なす」が提供できるよう、栽培管理、病害虫防除などの支援を継続していきます。
常陸大宮地域農業改良普及センター Y.N
側枝1果切り戻し剪定説明 フェロモントラップ調査の説明
常陸大宮普及センターでは農業の振興を図る取組のひとつとして、関係機関と連携して、「有機農業」を推進しています。
令和5年7月8日(土)午前9時から、常陸大宮市にある(株)カモスフィールドのほ場(常陸大宮市三美)において、市民や学校給食関係者への有機農業への理解促進のため「県北地域有機農業産地見学会」を開催しました(主催:県北農林事務所、常陸大宮市)。見学会には地元住民、関係機関合わせて30名が参加しました。
カモスフィールドの横山農場長から有機栽培でのコマツナ、ホウレンソウの栽培方法について説明した後、収穫体験を行いました。地元の参加者からは「有機栽培の話を聞くことができ、安心感が深まった。」との感想が聞かれました。
引き続き、関係機関との連携により、「有機農業の取組」を推進していきます。
常陸大宮地域農業改良普及センター Y.N
ほ場での横山農場長の説明 集合写真
(株)JA常陸アグリサポートでは令和3年度(令和4年2月)から有機栽培を開始し、昨年度は6品目1.1haで有機栽培に取り組みました。本年6月5日には、JA常陸大宮営農経済センターとして有機JASの認証を受け、農薬・化学肥料を一切使用しない栽培方法に取組んでいます(転換期間中)。
6月26日(月)に、(株)アグリサポートの有機栽培ジャガイモほ場に、市内の保育所の園児11名を招き、掘り取り体験を行いました。
園児たちは、大きく育ったジャガイモを夢中になって収穫しました。お土産に袋いっぱいに詰めた新ジャガイモをもらってとてもうれしそうでした。
今回収穫体験したほ場で栽培されたジャガイモは、今後市内の学校給食でも提供されます。
常陸大宮地域農業改良普及センター Y.N
JA常陸大宮地区なす部会は、ナスの高品質安定生産を目的に6月22日、23日に常陸大宮市、大子町内の3か所で栽培講習会を開催し関係者あわせて38名が出席しました。
露地の「奥久慈なす」はこれから本格的な出荷が始まります。今回普及センターからは、定植して1か月が経過するこの時期に重要な、整枝剪定(4本仕立て)、誘引、側枝の1果切り戻し剪定など作業について説明しました。今年から新規で7名の方が栽培を始めるため、新規の方には個別巡回し栽培管理について説明しています。
収穫終了まで高品質な「奥久慈なす」が提供できるよう、栽培管理、病害虫防除などの支援を継続していきます。
常陸大宮地域農業改良普及センター Y.N
奥久慈いちご研究会は、6月16日に生産者10名が参加して令和5年度の総会を開催しました。
今年度の総会は、事業報告や収支決算に加えて、「スマート農業技術」や「イチゴに使用できる新資材」、「GAPの取組」等について普及センターから情報提供し、会員間で情報交換を行いました。また、役員改選により茨城いちごグランプリの大賞を3年連続で受賞された菅野氏が新会長として就任しました。
新会長からは「まだまだ力不足な部分もあるが、皆さんの力も借りてご期待に沿える活動を行っていきたい」とあいさつがありました。
今後も普及センターでは安全・安心なイチゴづくりのために、栽培技術の指導、新技術の情報提供などの支援を継続していきます。
常陸大宮地域農業改良普及センター Y.M
令和5年1月21(土)、22日(日)、道の駅常陸大宮~かわプラザ~において「奥久慈ねぎフェア」が開催されました(主催:奥久慈ねぎ銘柄推進協議会)。
このフェアは県北地域のブランドねぎである奥久慈ねぎのPR及び新規生産者募集を目的に開催されました。
当日は奥久慈ネギプレート(ねぎみそおにぎり、ねぎたっぷり豚汁、やきとり(ねぎま)、ねぎの肉巻き、ねぎと冬野菜のサラダ)や奥久慈ねぎの一本焼き、奥久慈ねぎの販売と抽選会、奥久慈ねぎの生産者募集ブースが特設テントに設けられ、2日間で500名以上の方が来場されました。奥久慈ねぎプレートを購入された方から「美味しかった」と嬉しい声が聞かれました。
普及センターでは引き続き奥久慈ねぎの生産とともに販売促進活動を支援していきます。
常陸大宮地域農業改良普及センター Y.N.
常陸大宮普及センターでは農業の振興を図る取組のひとつとして、関係機関と連携して、「有機農業」を推進しています。
令和4年12月6日(火)午後1時から、常陸大宮市のくりえーとセンターと㈱カモスフィールドの現地ほ場(常陸大宮市三美)において、有機農業への理解促進のため「県北地域有機農業拠点ほ場技術検討会」を開催し、生産者、関係機関合わせて80名が参加しました。
まず県関係機関から「県北地域における多様な有機農業の取組」、「施設葉物野菜において有機栽培年数の違いが土壌特性に及ぼす影響(園芸研究所)」について説明をしました。
その後NPO法人民間稲作研究所の舘野理事より「省力・低コストの稲作技術」について、㈱ カモスフィールドの横山農場長より「微生物のお世話係の仕事」について講演をしていただきました。
講演終了後2班に分かれ㈱カモスフィールドのほ場と集出荷施設の見学を行いました。
参加者からは、雑草抑制対策や、連作障害対策など様々な質問がでました。
有機農業を実践している各講師の方に、実際に、苦労したことや、工夫していること等も含め、お話いただき、有機農業の取組拡大に弾みがつきました。
引き続き、関係機関との連携により、現場における技術支援や、勉強会等の開催により「有機農業の取組」を推進していきます。
常陸大宮地域農業改良普及センター Y.N
民間稲作研究所舘野理事長の講演 ㈱カモスフィールドほ場見学
常陸大宮地域農業改良普及センターでは、関係機関との連携等により、地域農業の振興を図るため、付加価値を高めた農産物生産の取組として有機農業を推進しています。
10月13日(木)、㈱JA常陸アグリサポートは、有機JAS認証を目指し、今年初めて化学合成農薬・化学肥料を一切使用しない栽培方法により生産したサツマイモほ場に、市内の保育所の園児20名を招き、「サツマイモ収穫祭」を開催しました。
園児たちは、大きく育ったサツマイモを夢中になって収穫し、収穫体験後、JA常陸女性部の方が用意してくれたサツマイモ煮を美味しくいただきました。
お土産に掘りたてのサツマイモとサツマイモのジェラートをもらってとても嬉しそうでした。
今回収穫体験したほ場で栽培されたサツマイモは、11月に市内の学校給食で提供される予定です。
常陸大宮地域農業改良普及センター Y.N
収穫体験 試食の様子
大子町こんにゃく生産協会は大子町のコンニャク生産者23名で構成され、町特産品のコンニャクの生産、加工、利用販売等の改良・発展を目的に活動しています。
協会では、10月5日に現在の生育状況を確認するため現地検討会を開催し、関係機関を含む9名で協会員のほ場を巡回しました。巡回を通じてコンニャクの葉色や倒伏具合等を熱心に確認し、10月中旬以降に始まる収穫の適期を検討しました。
普及センターでは、引き続き大子町こんにゃく生産協会の活動を支援していきます。
地域農業改良普及センター R.S
JA常陸大宮地区なす部会は、ナスの高品質安定生産を目的に9月7日、8日に常陸大宮市、大子町内の3か所で栽培講習会を開催し関係者あわせて37名が出席しました。
露地の「奥久慈なす」は10月末まで収穫予定です。これまで3回講習会を開催し整枝、栽培管理が徹底され、現在新しい花芽が順調についています。今回普及センターからは、今後の栽培管理として摘芯や受光体制の良くなる整枝剪定について、生理障害対策、台風対策、病害虫防除について説明をしました。9月に入りアザミウマ、チャノホコリダニ、うどんこ病の発生が増えているため特に注意するよう説明しました。
収穫終了まで高品質な「奥久慈なす」が提供できるよう、栽培管理、病害虫防除などの支援を継続していきます。
常陸大宮地域農業改良普及センター Y.N
奥久慈いちご研究会は、9月6日・7日に生産者と関係機関あわせて20名が参加し、イチゴ苗の高濃度炭酸ガス処理研修会を開催しました。
本研修会は、高濃度炭酸ガス処理装置の安全で適正な利用を徹底するものです。平成29年度に装置を導入し、共同利用を開始して6回目の開催となりました。ハダニ類に対する農薬の散布回数や散布労力が削減できることから会員の評価が高く、他地域からの利用希望も挙がっています。
会長からは「利用年数を重ねてきて、慣れが出てくる時期。充分注意して作業しましょう。」とのあいさつがありました。
今後も普及センターでは安全・安心なイチゴづくりのために、栽培技術の指導、新技術の情報提供といった支援を継続していきます。
9月7日 地域普及課 Y.M
奥久慈いちご研究会は、8月5日に生産者8名が参加して育苗期の現地研修会を開催しました。
今年度の研修会は、大子町の研究会員2名の圃場を見学し、現在の栽培管理や生育、病害虫発生状況等について技術交流を行いました。参加者からは、灌水の方法や葉かきの頻度など具体的な質問が多く出され、研究会員同士による情報交換が熱心に行われました。
また、育苗期後半の栽培管理や今年の気象条件について、普及センターから資料の提供と説明を行い、育苗技術の向上を働きかけました。
今後は9月に炭酸ガス処理の研修会や11月に定植後の現地研修会を開催する予定で、研究会員と連携しながら、栽培技術の指導、新技術の情報提供などの支援を継続していきます。
8月 9日 地域普及課 Y.M
奥久慈いちご研究会は、6月24日に生産者10名が参加して令和4年度の総会を開催しました。
今年度の総会は、事業報告や収支決算に加えて、「スマート農業技術」や「育苗期後半の栽培管理」、「GAPの取組」等について情報交換を行いました。また、昨年度就農した新規会員から、1年目の反省と今期の抱負を発表する機会を設けたことにより、先輩農家からのアドバイスを受けることが出来ました。
会長からは「新規会員も増えており、さらに活気が出てきた。暑さに負けないよう栽培管理を頑張ってほしい」とあいさつがありました。
今後も普及センターでは安全・安心なイチゴづくりのために、栽培技術の指導、新技術の情報提供などの支援を継続していきます。
6月30日 地域普及課 Y.M
常陸大宮市ではR3年度に有機農業推進計画を策定し、有機農業の取り組み推進を図っています。
6月17日(金)、㈱JAアグリサポートは、有機JAS認証を目指し農薬・化学肥料を一切使用しない栽培方法によりはじめて生産したジャガイモのほ場に、市内の保育所の園児18名を招き、掘り取り体験を行いました。
園児たちは、大きく育ったジャガイモを夢中になって収穫し、収穫体験後、JA女性部の方が用意してくれたこふき芋、煮っころがしを美味しくいただきました。掘りたての新ジャガイモの美味しさに、お代わりする園児が多く見受けられました。
お土産に新ジャガイモをもらってとてもうれしそうでした。
今回収穫体験したほ場で栽培されたジャガイモは、今後市内の学校給食でも提供される予定です。
常陸大宮地域農業改良普及センター Y.N
常陸大宮市ではR3年度に有機農業推進計画を策定し、有機農業の取り組み推進を図っています。
有機圃場環境クリーン協議会は6月10日、グリーンな栽培体系転換サポート事業を活用して、三美地区のほ場でドローン実証試験を開始しました。
この事業は環境にやさしい栽培技術と、省力化に資する技術を組み合わせた「グリーンな栽培体系」への転換を図るための事業です。今回の実証試験は、ドローン空撮により、ほ場の雑草発生状況や栽培作物の生育状況をモニタリングし、本社(筑西)と第2農場(常陸大宮市)間で映像を共有することにより、適期防除や適期作業による作業時間の効率化を図ることを目的に行っています。
初回は、飛行条件にも恵まれ、5.5ヘクタールの圃場の詳細な空撮画像を撮影することができました。三美ほ場では周年で栽培を行うため、今後も継続して撮影を行う予定です。
常陸大宮地域農業改良普及センター Y.N
奥久慈いちご研究会は、令和3年度に新規会員3名が加入し、先進農業者と当普及センターが連携して新規会員の指導及び支援に力を入れています。
11月9日に開催された定植後現地研修会には10名の会員が参加し、先進農業者と新規会員の圃場巡回を行いました。冬支度に向かう中で各圃場ごとの問題点(マルチ張りや内張作業の遅れや雑草防除・排水対策といった圃場衛生管理)とその改善策について検討しました。
11月11日には出荷目揃会が開催され、8名の会員が参加しました。出荷規格が変更になったことから規格やパックへの詰め方を確認しました。また、会長より収穫後に予冷を行うことで鮮度の維持に努めるようアドバイスがありました。
現地研修会及び目揃会では、先進農業者からのアドバイスだけでなく、新規会員からも積極的な質問が挙がり、情報交換が活発に行われました。
今後も、普及センターでは先進農業者と連携し、奥久慈いちご研究会員の生産量・品質向上に向けた支援を行っていきます。
令和3年11月16日 地域普及課 K.H (成長産業)
茨城県では、R元年度から「茨城県かんしょトップランナー産地拡大事業」により、再生農地を活用したかんしょ生産の拡大を進めています。普及センターでは昨年度に引き続き常陸大宮市の再生農地に実証圃を設置し、かんしょの安定生産技術の確立を目指す計画です。本年度は、8年ほど耕作放棄地であった土地を開墾したほ場15aを活用して、施肥量や株間を検討していく予定です。4月15日には実証するほ場に肥料を散布し、5箇所の試験区を設置しました。7月には実証圃を活用した現地検討会を計画しています。また、10月頃には収量・品質調査を行い、耕作放棄地での栽培技術の評価・検討を実施していく予定です。
普及センターでは、今後もかんしょの生産拡大に向けて様々な支援を行っていきます。
4月19日 地域普及課 K.I(成長産業)