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ホーム > しごと・産業 > 科学技術・研究開発 > いばらき宇宙ビジネス創造拠点プロジェクト > 令和7年度いばらき宇宙ビジネス支援事業補助金 採択事業者決定!
ページ番号:72943
更新日:2025年7月14日
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茨城県では、宇宙ベンチャーの創出・誘致と県内企業の宇宙ビジネスの新規参入を推進する「いばらき宇宙ビジネス創造拠点プロジェクト」に取り組んでおります。
この度、県内に活動拠点を有する企業等による宇宙ビジネスへの新規参入及び事業化を促進するため、新製品開発や販路開拓等に要する経費の一部を支援する「令和7年度いばらき宇宙ビジネス支援事業補助金」を行い、審査の上、採択事業者を決定いたしました。
事業者名 (所在地) |
事業内容 |
逢鹿電工㈱ (日立市) |
宇宙機器に利用可能なアモルファス合金を使用したモータ開発 アモルファス合金を使用したモータの設計・試作・評価を行い、アモルファスモータの宇宙機器用部品としての有用性を確認し、事業化を目指す。事業推進においては地元企業の加工技術や大学及び公的機関の設計・評価技術も活用する。 |
㈱小澤鐵工所 (日立市) |
ベースメタル・レアメタルを使用した宇宙開発向け加工サンプル作成 高純度ベースメタル・レアメタルを使用した宇宙開発向けのボルト・ナット・立方体キューブ14種の加工テストを行い、加工サンプルを作成することで対応可能な素材の拡充を図り、宇宙ビジネスの事業化を目指す。 |
㈱菊池精機 (日立市) |
新型CubeSatニーズに対応する構体の製作 近年地球観測に必要な高機能・高精度な小型人工衛星の開発需要が高まっている。そこで2023年製作した超小型人工衛星用構体(SCS 12U)の開発実績をもとに顧客ニーズに対応した構体に改良(設計・製作)し、受注獲得を目指す。 |
㈱みらい不動産 (水戸市) |
「TEAMR Finder」(衛星データによる空き家探知システム)の現地検証によるシステムの再開発 衛星データを活用した空き家探知システムである「TEAMR Finder」について、AI検知結果と現地調査の突合テストを行い、システムの精度向上を目指す。対象地域の空き家と推定した物件の現地調査を実施し、精度確認や誤検出傾向などを分析し、システムの再開発につなげる。 |
板橋精機㈱ (笠間市) |
宇宙機器用高放熱プリント基板の開発 自社特許技術による放熱構造と、耐熱性・放射線耐性・低アウトガス性を備えた絶縁材料を組み合わせることにより、真空・高放射線・極端な温度変化といった過酷な宇宙環境に適応可能な銅一体構造の高放熱対応プリント基板を新たに開発し、JAXA基準信頼性試験をクリアすることで宇宙機器への参入を目指す。 |
㈱Astro Wave Technologies (つくば市) |
宇宙用軽量電波吸収材料の試作と評価 リモートセンシング衛星や通信衛星などに利用可能な宇宙用の軽量かつ低価格な黒体(電波吸収材料)の製品化を目指し、試作と測定評価を行い、量産の可能性を見極める。 |
㈱SIJテクノロジ (つくば市) |
インクジェットによる衛星用アンテナ基板製造技術開発 インクジェット技術を用いて製造した超小型衛星搭載用パッチアレーアンテナの形状再現性及び製造精度を評価し、宇宙用途への実用化可能性を検証するための基盤技術開発を行う。 |
Star Signal Solutions㈱ (つくば市) |
実験用観測設備の構築を通じた宇宙物体の軌道把握に関する研究開発 宇宙物体観測用の実験設備をつくば市内に設置し、試験データの取得から実データを用いた解析まで行うことで、デブリを含む宇宙物体の把握(宇宙状況把握)に係る観測設備の性能評価や設備の整備ノウハウの獲得、解析能力の向上に向けた研究開発を行う。 |
㈱戸畑製作所 (つくば市) |
マグネシウム合金を用いた超小型衛星部品の試作 マグネシウム合金は、非常に軽量な素材であり、難燃性マグネシウム合金は左記事業者の保有技術であるが、マグネシウム合金を用いた積層造形技術(金属3Dプリンタ)での超小型衛星部品製作については実例が無く、試作を行う。 |
㈱たすく (つくばみらい市) |
3U級CubeSat汎用構体の高性能化事業 超小型衛星に求められる厳しい寸法公差・幾何公差の中でも特に厳しい精度が求められる3U級のCubeSat筐体について、汎用性、組立操作性、加工製造性、寸法の安定性を追求することで、多様で高性能なCubeSat開発に貢献する。 |
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