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更新日:2023年7月10日
メロン、レンコン、ほしいもなど、茨城県にはおいしいものがたくさんありますが、茨城県といえばやっぱり納豆!
茨城県民を対象にしたインターネットによるアンケート調査(ネットリサーチ調査)の「県民が知人に自慢したいもの」では常に「納豆」が上位にランクインするなど、納豆は茨城県民がこよなく愛する食品です。
さらに茨城県は納豆生産メーカーで組織される『全国納豆協同組合連合会』の会員数が全国で最多(18社)を誇っており、納豆に関しては名実ともに“不動の日本一!”(自称)
今回は、県内外で人気の納豆商品をはじめ、県内のおいしく珍しい納豆グルメなどを紹介します!
古くから納豆生産が盛んな茨城県では、県内各地でたくさんのおいしい納豆が作られています。茨城県の県北から県央地域にかけて、那珂川という大きな川が流れています。その昔、治水技術が未発達だったころは、秋の台風シーズンになると那珂川の氾濫による水害が頻発していました。そのため水戸藩は、台風が来る前に収穫できる早生(わせ)大豆づくりを奨励してきました。しかし、早生大豆は、台風の後に収穫する大豆に比べて粒が小さく、豆腐や味噌などの加工には向きませんでした。そこで、小さい大豆でもおいしく作れる加工品として注目されたのが、納豆だったのです。県内では一般的だった小粒の納豆。明治時代に常磐線が開通し、水戸駅のホームで県内の納豆が販売され始めると、小粒な納豆は米に絡みやすく、「豆がちっちゃくて、うまい!」と大評判に。お土産としても広まり、その名が全国に知られるようになりました。
茨城の納豆の歴史は古く、平安時代の武将・源義家(みなもとのよしいえ)が1083年に、奥州(陸奥国)に向かう途中、水戸市渡里町の一盛長者(いちもりちょうじゃ)の屋敷に泊まった際に、馬の飼料である煮豆の残りを藁で包んでおいたところ、自然に発酵し、糸を引くようになっていました。家来が食べてみるとおいしかったことから、義家に献じたところ、大変喜び、以来、将軍に納めた豆という意味で「納豆」と名付けられ水戸の農家に広まったと言われています。
納豆の誕生については諸説あり。
納豆には大豆の豊富な栄養があり、発酵することで成分はさらに増加します。腸内環境を整える納豆菌や血液をサラサラにする働きのあるナットウキナーゼ、女性ホルモンに似た働きをする大豆イソフラボン、脂肪の燃焼を助けたり疲労回復や肝臓機能の向上にも効果があるといわれるビタミンB2など、納豆には健康を保つ上で欠かせない栄養素がたっぷり含まれています。
原料の大豆を選別機にかけ、石などの異物や割れた大豆、形の悪い大豆を取り除きます。
大豆の皮に付着している土や細かいゴミなどを洗浄します。
大豆にきれいな水を吸わせます。
気温や大豆の種類により浸漬時間を調整します。
豆を高圧の圧力釜で蒸しあげます。
納豆菌を煮豆に噴霧して煮豆の表面に付着させます。
雑菌の混入を防ぐために、煮豆の温度が70~90度くらいで植菌します。
発泡スチロール、紙カップ、などの発酵容器に移します。
雑菌の混入を防ぐため、煮豆が熱いうちに充填を終わらせるよう注意します。
発酵室で16~24時間発酵させます。
納豆のネバネバはここで生まれます。
発酵で増えた納豆菌を休眠させます。
熟成は、通常5度以下の低温で行います。
できた納豆を包装して出荷します。
丸真食品で販売している人気の納豆「舟納豆」は、名前の通り、舟型のパッケージに入れられているのが特長です。パッケージの内側には、松の経木(きょうぎ)を使用しています。その他、青大豆を使った大粒の納豆商品なども!
茨城県常陸大宮市山方477-1 |
菊水食品では、多様化するお客様のニーズに応え、ちょっと贅沢な納豆、おみやげにしたい納豆、環境に配慮したエコ納豆といった新たな商品を次々に開発し、ネットショップの充実など、販路の開拓にも取り組んでいます。
茨城県日立市東大沼町4年29月11日 |
ひげた食品は厳選した国産大豆を昔ながらの手造り製法で、味と品質にこだわった納豆づくりをしています。たれ、からしは化学調味料、合成着色料、保存料不使用の特注品です。
茨城県土浦市田中2年9月8日 |
だるま納豆は、JA水戸と連携を取るなど、原料の大豆から生産しています。また、納豆をはじめ、納豆を使った加工品等も多種多様に販売しています。
茨城県水戸市柳町1年7月8日 |
上記の納豆製造企業の関連商品は、都内のアンテナショップ「IBARAKIsense」においても取り扱っています。
東京都中央区銀座1年2月1日紺屋ビル1F
電話番号:03-5524-0818
https://ibaraki-sense.com/(外部サイトへリンク)
味の店かくたは、昭和44年創業の小さな定食屋さん。御年95歳になる照山つね子さんと息子の茂さんが二人で切り盛りしています。定食、丼物やラーメンなど60種以上ものメニューをそろえ、水戸納豆の老舗「笹沼五郎商店」の納豆を使った様々な納豆料理が味わえます。実は納豆が苦手というつね子さん。基本レシピを大事にしながらも、試行錯誤で納豆嫌いな方でも食べられる“かくた”オリジナルの「ねばり丼」を開発しました。
▲ねばり丼1,380円(税込)
▲あじ納豆フライ1,040円(税込)
▲納豆の天ぷら900円(税込)
茨城県水戸市西原2年17月3日 |
水戸市の千波湖近くにある「麺処&酒家蘭丸」は、味噌ラーメン専門店です。赤みそや白みそを使ったラーメンは、さっぱりしつつコクのある味わいが人気となっています。そして、水戸名物「納豆」を味噌ラーメンにトッピングした「水戸納豆らぁめん」や夏季限定の「冷やし納豆らぁめん」を提供しており、コクのあるスープと納豆の組み合わせが相性抜群で新感覚の味わいとなっています。
▲水戸納豆らぁめん1,000円(税込)
▲冷やし納豆らぁめん950円(税込)
茨城県水戸市中央2年4月3日 |
水戸名物「納豆」を大胆にトッピングしたホットドッグ。一度食べるとやみつきになる友部SA(下り)発のオリジナルワンハンドフードです。370円(税込)※7月から390円(税込)に価格変更予定。
常磐自動車道・友部SA・下り |
バニラソフトに、水戸の「天狗納豆」を大胆にトッピングした変わりダネのソフトクリーム。醤油とバニラが良く絡み、まるでみたらしのような味わいです。480円(税込)
常磐自動車道・東海PA・下り |
「道の駅しもつま」では、全国の道の駅でも珍しい納豆工場が併設されています。工場では、下妻産大豆を使用した、しもつま納豆「福よ来い」が製造されており、無料でガラス越しに見学をすることができます。「福よ来い」は、ご贈答、ご家庭の食卓で喜ばれている一品です。
▲納豆工場見学(無料)
※毎週月・水・金の午前中
▲昔ながらのわら納豆(お土産用)
茨城県下妻市数須140番地 |
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