目的から探す
ページ番号:72851
更新日:2025年6月4日
ここから本文です。
茨城県には、先端技術によって未来を切り拓くものづくり開発や、AI漁業・新エネルギーと農業融合、さらには、人々の暮らしを支える行政やサービスなどにおける地域貢献など、独自の強みと革新性を備えた企業が数多く存在します。
『今』をリードする企業たちの魅力と挑戦をご紹介します!
“世界初”「省スペース×独立構造×チェーン駆動」の次世代バリアフリーエレベーター、茨城から登場
CHAIN WAITER-Z1plus
株式会社CHAIN WAITERは、車椅子や歩行が困難な方の「移動の自由」を支えるために、『CHAIN WAITER-Z1plus』を開発しました。
一般的な家庭用昇降機では対応が難しい、大型電動車椅子にも対応する300キログラムの積載性能を備えています。
多くのホームエレベーターや小型エレベーターは、建物と構造的につながるため建築確認申請や建物側の構造計算が必要ですが、「CHAIN WAITER-Z1plus」は建物と接しない独立耐震構造のため、一定条件下では建築確認申請が不要。
既存住宅に後付けで設置する場合も、建物側への補強工事や構造変更を行うことなく導入が可能です。
また、“下から持ち上げる”独自のチェーン駆動と省スペース設計により、わずか1畳分のスペースに設置できる柔軟性を実現。
基礎にアンカーで固定するだけで移設も簡単なため、別場所で再利用することも可能です。
一般住宅をはじめ、介護施設、学校など、スペースや工期の制約がある現場でも導入しやすく、利用者の声を反映しながら設計されたこの製品は、国土交通大臣認定の性能評価および型式適合認定を取得済み。
公共施設や福祉機関に求められる安全性・信頼性の両面で、厳格な基準をクリアしています。
CHAIN WAITERは、「誰もが、同じ目線で過ごせる日常生活の実現」をミッションに掲げ、移動の自由を妨げる“生活の障壁”に挑み続けて、茨城から全国へ届けていきます。
株式会社CHAIN WAITER 【所在地】水戸市酒門町4478-1 |
“♯実はノーパンです!”ふんどしの良さを取り入れ、累計販売数6万枚超え!
有限会社プラスチャーミングは、水戸市に拠点を置く企業で、ソーシャルプロダクツの普及を推進しています。
日本古来のふんどしの快適さを現代風にアレンジした「ととのうパンツ(R)」、「sharefun(R)(しゃれふん)」などのブランドを展開し、持続可能なライフスタイルを提案しています。
代表の中川氏は、日本ふんどし協会の会長も務めています。
起業のきっかけは、人から「ふんどしを締めると血の巡りがよくなる」と聞いたことでした。
中川氏が実際につけてみると、その心地よさに感動し、就寝時にふんどしを締めて寝るようにしたところ、当時患っていたうつ病の症状が次第に軽くなっていきました。
その体験から、みんなにもふんどしの良さを伝えたい!と強く思い、2011年にふんどしブランド「sharefun(R)(しゃれふん)」を立ち上げ、有限会社プラスチャーミングを設立。
資金30万円、人脈ゼロの状態からスタートし、独自のマーケティング戦略で「ふんどしブーム」を巻き起こしました。
「ととのうパンツ(R)」は、10年以上にわたるふんどし研究の知見を活かして開発した製品で、特殊な二重構造により、下着なしで快適に穿けるハーフパンツとして誕生。
キャッチコピー「#実はノーパンです」とともに、多くの人を魅了してきました。
現在、公式オンラインショップでは、ショートパンツに加え、長ズボンタイプや女性用下着など、幅広いラインナップを展開中。
さらに、快適な睡眠をサポートするパジャマの発売も予定しています。
中川氏のユニークな視点と行動力に、今後も目が離せません!
有限会社プラスチャーミング 【所在地】水戸市見川1-1171-3、フォーライフ見川302号 |
インバウンドなしで売り上げ“3倍”
オーダーメイド型の修学旅行に、名門校が殺到!
アーストラベル水戸は、大人数で画一的な体験をするという従来の修学旅行が20年間変わらないことに疑問を抱き、地域に根差した旅行会社ならではの先進的なプログラムを提案し、注目を集めています。
従来の修学旅行の多くは、寺院などの名所巡りが中心となり、移動時間が全行程の60%以上、体験時間はわずか30%台でした。
一方、同社が提案するプログラムでは、茨城の特色ある農業・林業・漁業などの職場体験や、生徒一人ひとりの興味に合わせてカスタマイズできるオーダーメイド型の校外学習を導入。
また、行先を県内に絞ることで移動時間を短縮し、日帰りであっても体験時間を55%という高い割合で確保しました。
さらに、クラス単位ではなく少人数グループによる学習とすることで、地域の事業者と直接対話する機会を多く設け、実践的な学びを深めることができます。
このプログラムを利用した学校からは高い評価を受け、翌年のリピート率は驚異の100%!名門校も続々と導入しています。
【アーストラベル水戸の職場体験×校外学習の魅力まとめ】
|
アーストラベル水戸株式会社 【所在地】水戸市白梅2丁目6−42、ジャパンビル2階 |
水産革命!AIが選ぶ、2カ月限定の希少な“幻”シラウオも!
全国第2位のシラウオ漁獲量を誇る茨城県。
シラウオの産地・霞ヶ浦の沿岸に位置する行方市では、特産品であるシラウオの品質と価値を守るため、2021年からAI技術を活用した新たな取組「霞ヶ浦シラウオ×AIプロジェクト」を開始しています。
本プロジェクトでは、シラウオの鮮度を表す“身の締まり”や“目の輝き”を、AIを使った画像診断の結果に基づき、S・A・B・Cの4段階に格付け。
このAI技術の導入により、鮮度が保証されたシラウオのみを厳選し、優れた品質の霞ヶ浦産シラウオ『清壽(せいじゅ)』を県内や都内へ出荷しています。
特に、7月〜8月の限られた期間にしか獲れない希少な『清澄(きよすみ)』のSランクは、選別・出荷されたブランドシラウオで、市場にはほとんど出回らない“幻の逸品”とされています。
AIを活用した鮮度判定によるブランド化は、持続可能な水産業の確立に向けた重要な取組としても注目を集めています。
行方市霞ヶ浦から生まれる、新たな水産業の形にぜひご期待ください。
霞ヶ浦シラウオ×AIプロジェクト 【所在地】行方市農業振興センター(行方市山田3282-10) |
“新エネルギー×農業”を取り入れた実験開始!
もともと電気設備工事業を営んでいた代表の茅根氏は、「耕作放棄地を何とかしたい」という思いから、2018年に就農し、本業を活かしながら農業にも取り組んでいます。
「常陸太陽の庭」は、SDGsの理念に基づき再生可能エネルギーを活用した農業を実践。
太陽光発電を利用し、ブルーベリーや糖度10度以上を誇るトマトなどの栽培を行っています。
また、今年度中に、トマトハウスに軽量で薄型、そして柔軟性に優れた次世代太陽電池『ペロブスカイト太陽電池』の実験導入を予定。
さらに、5年以内に農業へのヒューマノイドロボット導入や、光熱費を削減した持続可能な農業の実現に向けて取り組んでいます。
【SNSや直売所などにあるAIキャラクターの謎を調査】 エンタメ要素を取り入れたいという茅根氏の想いから、AIが生成した美男美女のイメージキャラクターがPRを担当! |
常陸太陽の庭 【所在地】トマト農園(常陸大宮市鷹巣1372-1) |
車いすユーザー向け“立ち乗り”車いすを開発!
トレーニングや日常生活だけでなく雇用面でも広がる可能性
提供:せせらぎ在宅クリニック
「買い物の棚に手が届かない」「相手と目線を合わせて会話ができない」。
下肢障がい者の方々が日常生活の中で感じているこうした不便を解決する、全く新しい立ち乗り型車いす「Qolo(コロ)」を、筑波大学発のベンチャー企業「Qolo株式会社」が開発しました。
Qoloは、機械式の起立補助機構と電動走行機能を備え、利用者が立った姿勢のまま移動できるのが最大の特徴。
立つことで視線の高さが周囲と揃い、自然な対話が生まれるとともに、これまで手の届かなかった棚の商品も自分の手で取れるようになります。
さらに、狭い通路やオフィス内でもスムーズに移動できる高い小回り性能を備えており、障がい者雇用の現場でも注目されています。
利用者の活動範囲が広がることで業務の幅も広がり、働く意欲や自己実現の機会を支える存在に。
現在、2026年の製品化を目指して実証実験を拡大中。
新しい社会参加の形を提案する革新的なモビリティとして、今後の展開に期待が集まっています。
モビリティモデル
トレーニングモデル
Qolo株式会社 【所在地】つくば市天王台1-1-1、産学リエゾン共同研究センター棟203 |
筑波大学発!ベンチャー企業について詳しくはこちら https://www.sanrenhonbu.tsukuba.ac.jp/spin_offs/year/(外部サイトへリンク) |
境町モデル構成イメージ図
境町では、地域活性化のための新たな施設整備にあたり、国の交付金や補助金などを積極的に活用し、施設整備にかかった町が負担する一般財源部分については、施設の運営事業者から使用料として回収することで、町の負担「0」を実現。
町の負担を減らしながら稼げる仕組みである「境町モデル」を確立しています。
(「境町モデル構成イメージ図」参照)
例えば、町営住宅の維持管理は、従来役場が行っていましたが、運営方法を見直し、賃貸住宅事業のプロである民間企業に委託。
質の高いサービスが提供できるようになり、町が支払う人件費や管理コストを軽減させました。
さらに、入居者からの家賃収入によって、町の収支は黒字となっています。
この「境町モデル」を活用し、昨年1月にはウナギを使った特産品研究開発施設「S-Lab4th」、今年4月には水産資源の研究・陸上養殖やジェラートなどの特産品研究開発施設「S-Lab5th」が新たに開業。
地域経済の活性化に寄与するとともに、開発された特産品は関東でも上位の寄付受領額であるふるさと納税の返礼品としても好評を博しています。
【全国初へ挑む!境町のドローン活用最前線】 境町は包括連携協定を締結している、株式会社ACSL(本社:東京都江戸川区)と連携し、今年3月には、全国初となる闇バイトによる特殊詐欺や強盗などへの抑止力や早期発見につなげる取り組みとして、ドローン本格導入実証実験を実施しました。
|
境町役場企画部地方創生課 【所在地】猿島郡境町391-1 |