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更新日:2025年6月27日
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美味しいものがたくさんある茨城県ですが、茨城県といえばやっぱり納豆!
茨城県民を対象にしたネットリサーチ調査では、「県民が(他県の)知人に自慢したいもの」では常に「納豆」が上位にランクインするなど、納豆は茨城県民がこよなく愛する食品です。
さらに、茨城県は、納豆生産メーカーで組織される『全国納豆協同組合連合会』の会員数が全国最多(17社)を誇り、納豆に関しては名実ともに“不動の日本一(自称)!”
今回は、いばらきが誇る人気の納豆をご紹介します。
納豆には大豆の豊富な栄養があり、発酵することで成分はさらに増加します。
腸内環境を整える納豆菌や血液をサラサラにする働きのあるナットウキナーゼ、女性ホルモンに似た働きをする大豆イソフラボン、脂肪の燃焼を助けたり疲労回復や肝臓機能の向上にも効果があるといわれるビタミンB2など、納豆には健康を保つ上で欠かせない栄養素がたっぷり含まれています。
また、財務省「貿易統計」によると、2024年の納豆の総輸出量は、金額ベースで前年比13.7%増・2017年比では2倍以上となる、約21億6,400万円となり、近年納豆は、海外でも注目を集めています。
古くから納豆生産が盛んな茨城県には、県北から県央地域にかけて、那珂川という大きな川が流れています。
その昔、治水技術が未発達だったころは、秋の台風シーズンになると那珂川の氾濫による水害が頻発していました。
そのため水戸藩は、台風が来る前に収穫できる早生(わせ)大豆づくりを奨励してきましたが、早生大豆は、台風の後に収穫する大豆に比べて粒が小さく、豆腐や味噌などの加工には向きませんでした。
そこで、小さい大豆でもおいしく作れる加工品として注目されたのが、納豆だったのです。
県内では一般的だった小粒の納豆。
明治時代に常磐線が開通し、水戸駅のホームで県産納豆が販売され始めると、小粒な納豆は米に絡みやすく、「豆がちっちゃくて、うまい!」と大評判に。
お土産としても広まり、その名が全国に知られるようになりました。
平安時代の武将・源義家(みなもとのよしいえ)が、1083年に奥州(陸奥国)に向かう途中、水戸市渡里町の一盛長者(いちもりちょうじゃ)の屋敷に泊まった際に、馬の飼料である煮豆の残りを藁で包んでおいたところ、自然に発酵し、糸を引くようになっていました。
家来が食べてみるとおいしかったことから、義家に献じたところ、大変喜び、以来、将軍に納めた豆という意味で「納豆」と名付けられ水戸の農家に広まったと言われています。
(納豆の誕生については諸説あり。)
近年、稲わらを生産する農家や藁つとの加工を行う業者が減少している影響で、水戸市の名産品であるわら納豆に使う「藁つと」の供給が不足しています。
このまま供給が減り続ければ、将来的にわら納豆の消滅が危惧されることから、水戸市では、農業と福祉の連携、いわゆる「農福連携」によって、担い手不足を解消し、生産を維持する取組である「福藁プロジェクト」を推進しています!
農家が効率的な方法で稲わらを生産・乾燥し、障害者の就労支援施設で丁寧に加工することで、良質で持続的な藁つと供給に取り組んでいます。
【福藁プロジェクト】https://www.city.mito.lg.jp/page/3978.html(外部サイトへリンク)
「わらつと」とは漢字で「藁苞」と書き、稲わらを束ねて中にものを包むようにしたものの意味。
菊水食品では、大手メーカーではできないきめ細かな職人技術により、大豆の甘みと香りを十分引き出す納豆作りをしています。
多様化するお客様のニーズに応え、ちょっと贅沢な納豆、おみやげにしたい納豆、環境に配慮したエコ納豆といった新たな商品を次々に開発しています。
昨年11月に大阪で開かれた第28回全国納豆鑑評会の大粒・中粒部門で、「菊水の大黒」が優秀賞を受賞しました!
大粒の黒豆納豆で、甘みとうま味が強く、もっちりした食感が特長。
豆は青大豆と黒大豆を掛け合わせた「いわいくろ」という品種を使用。
青大豆のさわやかな甘みと、黒大豆の渋味や苦味が調和された味わいがあります。
(全国納豆鑑評会…全国納豆協同組合連合会が主催する、納豆の製造技術改善と品質の向上を目指して行われる審査会)
また、今年の5月から、日本初の「木桶納豆」の販売を開始しました!
この木桶納豆は、通常の8倍もの時間と手間をかけて作ります。
原料の大豆を低温で蒸し上げることで、ノンストレスで、甘み、旨みが凝縮した、今までにない味わいの納豆です!
有限会社菊水食品 【住所】茨城県日立市東大沼町4-29-11 |
1929年創業の水戸納豆製造は、「納豆を美味しく召し上がっていただくための納豆づくり」をモットーに、創業当時から変わらぬまごころを込めた納豆作りをしています。
人気商品の「雪あかり」は、霜が降りたような白みがかった色合いと、豆がほんのりと甘く、糸引きが強くクリーミーな味わいが特徴です。
水戸納豆製造株式会社 【住所】茨城県水戸市本町3-8-6 |
だるま納豆は、JA水戸と連携し、原料の大豆から生産するなど、県産大豆にとことんこだわった納豆を作っています。
また、納豆や大豆を使った加工品にも力を入れており、多種多様な商品を販売。
特に、「納豆チーズディップ」は、パンはもちろん、野菜スティックやゆで卵など、様々な組み合わせが楽しめます。
だるま食品株式会社 【住所】茨城県水戸市柳町1-7-8 |
ひげた食品は、厳選した国産大豆のみで味と品質にこだわった納豆づくりをしています。
たれ・からしは、身体に優しい納豆にあう特注品です。
第28回全国納豆鑑評会の大粒・中粒部門で優良賞を受賞!
長野県産大豆を100%使用し、藻塩で引き立つ、豆本来のほんのりとした甘みを感じられます。
フリーズドライ納豆は、粘りがなくカリッとした食感が特徴で、様々な料理にアレンジでき、海外にも輸出している注目商品です。
毎月1回工場前で開催される直売会では、全商品が取り揃えられ、店頭には並ばない希少な商品も購入することができます。
ひげた食品株式会社 【住所】茨城県土浦市田中2-9-8 |
杉本納豆は、古河市にある創業100年以上の老舗納豆店です。
稲わらを使った昔ながらの納豆や食べやすいパック納豆、時には店主の思い付きで変わり種納豆を作ることも!
毎朝食べるものだからこそ“良いもの”にこだわり、一粒一粒に真心を込めて納豆づくりをしています。
杉本納豆店 【住所】茨城県古河市横山町1-8-3 |
「タカノフーズ」は、全国でも知られる「おかめ納豆」を製造している納豆メーカーです。
今年4月に新たな工場見学施設「なっとく!ファクトリー」をオープンしました。
納豆がどのように作られるのかを間近に見られるだけでなく、思わず撮りたくなるフォトスポットやオリジナル商品なども盛りだくさんで、子供から大人まで楽しめます。
納豆工場見学(無料)、定休日:毎週水曜日、年末年始
フォトスポット
タカノフーズ 【住所】茨城県笠間市長兎路1320-2 |
「舟納豆」では、大豆をイメージした外観がインパクトのある工場で、舟納豆をはじめ様々な納豆製造の様子を見学することができます。
納豆づくりの知識を深めていただくとともに、美味しさの秘密を楽しく学ぶ工場見学ツアーを実施しています。
また、おいしい納豆を作るため、納豆により良い環境を整えたいと考え、舟納豆の醗酵室では、クラシック音楽を流したりもしています。
納豆工場見学(無料・完全予約制)
毎週水曜日・土曜日の10時~、11時~
一番人気の舟納豆
舟納豆 【住所】茨城県常陸大宮市山方825-1 |
「道の駅しもつま」では、全国の道の駅でも珍しい納豆工場が併設されています。
工場では、下妻産大豆を使用した、しもつま納豆「福よ来い」が製造されており、無料でガラス越しに見学をすることができます。
「福よ来い」は、家庭用としてはもちろん、贈答用としても喜ばれている一品となっています。
納豆工場見学(無料)、
毎週月曜日・水曜日・金曜日の午前中
昔ながらのわら納豆(お土産用)
道の駅しもつま 【住所】茨城県下妻市数須140番地 |
茨城の納豆を買える!食べられる!
茨城県アンテナショップ「IBARAKI sense」では、常時約40種類の納豆商品を取り揃えています。
購入することはもちろん、レストランやカフェでは、納豆メニューを楽しむことができます。
また、「納豆の日」にちなんで7月を「納豆月間」として、様々なイベントを実施いたします!
茨城納豆御膳1,500円(税込)
納豆ソフト700円(税込)
IBARAKI sense 【住所】東京都中央区銀座1-2-1紺屋ビル1F |
茨城ならではの逸品!
納豆鉢は、納豆をよりおいしく、より手間なく食べるための器です。
日本遺産にも登録された笠間焼の窯元「製陶ふくだ」の代表が20年前に開発しました。
底を丸くし持ち手を付けることで、かき混ぜやすく、納豆を出しやすいように注ぎ口を広くつくっています。
納豆と一緒に大切な人へ贈るのもおすすめです。
製陶ふくだ 【住所】茨城県笠間市下市毛754 |