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ページ番号:72624
更新日:2025年8月29日
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性暴力は身近に起こり得る決して許されない卑劣な行為であり、これを根絶することが、県民誰もが安心安全な生活を営むことができる社会の実現のために極めて重要です。
県では、茨城県性暴力の根絶を目指す条例に基づき、11月を「茨城県性暴力の根絶を目指す対策強化月間」とし、性暴力根絶に関する県民の理解促進と社会的気運の醸成をより一層高めるための各種啓発活動を実施します。
■同意のない性的な行為はすべて性暴力です
性暴力は自分の気持ちが尊重されず、自分の身体に関することを自分で決める権利が否定される人権侵害であり、被害者の心身に長期にわたり重大な悪影響を及ぼします。
相手が恋人や家族、顔見知りだったとしても、場所がどこでも、同意のない性的な行為はすべて性暴力です。
同意は、対等な関係であり自発的に決めることができる状況下で成り立つものです。
そのような状況にない中で承諾を得ても、同意があるとは言えません。
また、一つの行為に同意をしたとしても、他の行為に同意したことにはなりません。
<同意があるとはいえない例>
性暴力は、対等な関係が築かれていない場面で起こりやすくなります。
先輩・後輩などの上下関係がある場合だけでなく、同級生同士でも、力関係や心理的な影響により、対等でない関係になることがあります。
例えば、相手の行動に「いやだ」と感じても、自分の気持ちを伝えることに遠慮してしまうような場合、それは対等な関係とは言えません。
相手を思いやり、お互いの意見や気持ちを尊重しながら、対等にコミュニケーションを取る関係を築くことが大切です。
相手の同意がないまま、一方的に性的な行為をすることは性暴力です。「相手もしたいと思っているはず」や「恋人・配偶者だから当然」といった思い込みは、性暴力につながる危険があります。
避妊に関しても、相手の意思を無視することは性暴力にあたります。
「イヤ」と言っていないからといって、「同意している」とは限りません。また、キスをしたからといって性交をしてもよい、ということにもなりません。
アルコールや薬物などの影響で相手の意識がはっきりしていない場合、それは同意があるとは言えません。自分の意思で判断・選択できる状態ではじめて、「同意があった」と言えるのです。
少しでも「イヤだな」と感じたり、避妊に関して不安がある場合は、勇気を出してパートナーに伝えましょう。相手の気持ちを尊重し合える関係が、性暴力を防ぐ第一歩です。
茨城県においては、議員提案により「茨城県性暴力の根絶を目指す条例」が令和4年11月に制定されました。
条例では、性暴力の根絶と性暴力により被害を受けた方の心身に受けた影響からの回復の支援などに関し、基本となる施策などを定めています。
条例については、こちらをご覧ください。
■啓発資料