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ページ番号:66331
更新日:2025年3月31日
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茨城県国際交流員は友好提携都市であるフランス共和国エソンヌ県、イタリア共和国エミリア・
ロマーニャ州等との文化・経済交流の促進のために積極的に活動しています。
【ソフィーCIRから】
2024年10月10日から16日まで、茨城県の姉妹都市であるイタリア・エミリア=ロマーニャ州を訪れ、県の文化や工芸品、県産品を紹介するためにさまざまな文化交流の促進を手伝わせていただきました。
ラヴェンナ伊日交流協会主催のジャパンフェスティバル「10月日本祭り」の一環として、県の工芸品の笠間焼を使った「お茶会」を中心に様々な文化交流イベントが展開されました。お茶会の開催場所は、12世紀に建てられた市庁舎、陶芸ギャラリー、映画館、そしてプラネタリウムなど多岐にわたり、各イベントにはさまざまな年齢層の観客が集まりました。
性別や年齢を問わず、多くの人々が日本の文化や茶道に強い関心を持っていることが感じられました。茨城の伝統的な陶器「笠間焼」や茨城の和菓子「西山の雪」をお茶会で使用したことも、地元の製品を紹介する素晴らしい機会となり、参加者に茨城県の文化や工芸品を実際に体験してもらうことができました。
<ファエンツァ市庁舎「左」及ぶ国際陶磁器博物館「右」に行ったお茶会の様子>
参加者には、茨城県や「笠間焼」に対する印象をより深く理解するためのアンケートを実施し、参加者の約3分の1が茶会に初めて参加したことが分かったほか、90%以上の参加者が「笠間焼」や「西山の雪」が好きだと回答してくれました。一方、茨城県とエミリア=ロマーニャ州との交流について知っている人は少なかったため、このイベントを通じて、友好都市関係について知っていただけたことを非常に嬉しく思いました。
長い間、伝統的な日本の習慣に興味を持っていた私にとって、これらの茶会にデモンストレーターとして参加できたことを非常に嬉しいことでした。この経験は、茨城県の特産品である「笠間焼」などの魅力を、エミリア=ロマーニャ州の人々に紹介する素晴らしい機会でもありました。お茶会をはじめ、文化紹介のイベントを行うにあたり、伝統的なイタリアの場所で日本の伝統的な道具(畳や花道具など)を使用することが特に印象的で、文化交流の重要性と魅力がより一層際立ったと思います。
<映画館「左と中央」及ぶプラネタリウム「右」に行ったお茶会の様子>
また、ファエンツァの国際陶磁器博物館で日本現代コンサートも開催し、日本人オペラ歌手による演奏で、日本の作曲家・野口雨情の曲を、日本語による、イタリアのオペラスタイルで披露しました。これもまた、両文化の融合の素晴らしい事例となり、参加者に新たな文化体験を提供することができました。
<日本現代コンサートの様子>
さらに、子どもたちを対象に、日本の昔遊びや茨城県に特有の「紙芝居」を紹介する2つのイベントも行い、現地の子どもたちに日本の文化を身近に感じてもらうことができました。特に、竹とんぼといった昔遊びに対する子どもたちの深い興味や、「兜折り紙」や県伝統工芸品の「いばらき組子」の製作体験に取り組む忍耐強さは非常に印象的でした。
<「紙芝居」や「いばらき組子」、「兜折り紙」の昔遊び体験の様子>
文化交流活動に加え、水府提灯、西ノ内和紙、結城紬の羽織などの県の工芸品を紹介する展示会も約2週間にわたり、ファエンツァ市役所で開催されました。この展示会の開会式では茨城の食材(ドライ納豆、梅酒、干し芋など)を使った料理を提供し、参加者に茨城の食文化を体験していただくとともに、県の工芸品をじっくりと見ていただくことができました。
<ファエンツァ市庁舎に行った茨城県の工芸品を紹介する展示会の様子>
ヨーロッパ出身のCIRとして、イタリアの人々に茨城県の魅力と文化や工芸品を紹介できたことを大変嬉しく感じています。来年は茨城県とエミリア=ロマーニャ州との友好都市関係が40周年を迎えるあたり、その関係に少しでも貢献できたことを誇りに思います。これからもCIRとして、このような交流活動を支援し、さらに深い友好関係を築いていきたいと思います。
【セイフェンCIRから】
フランス・エソンヌ県内への県産品PR・輸出促進事業の一環として、2024年10月22日~25日に渡仏し、エソンヌ県とパリ市の和食市場調査を行うとともに、本県産品の知名度向上と県内事業者の販路開拓に努めてまいりました。
特に欧州最大級の総合食品見本市「SIAL Paris 2024」及び日本食材輸入業者の「Umami Paris」による10周年記念「UMAMI MATSURI」に参加し、本県産品をPRするとともに、現地インフルエンサーと一般消費者に対し、本県産品の認知度向上を図りました。
本年度の参加事業者の食品は干し芋、お米、香辛料、羊羹、グラノーラ、ドライ納豆、果実酒、お茶、梅シロップなどと幅広いものでした。
「SIAL Paris 2024」では127か国から食品生産者7500名が出店したため、世界の食の市場のトレンドとそれにおける和食の立ち位置を把握する貴重な機会となりました。
「UMAMI MATSURI」では、現地の卸売店やシェフ、インフルエンサー、一般消費者に直接フランス語で県産品をPRすることで、和食に対するフランス人の熱意が感じられ、パリをはじめフランスにおける和食の大ブームを改めて実感できました。日本文化に関心を持つ方はもちろん、栄養を意識している方からビーガンまでの新たな客層が近年質の良い日本食材に目を向けるようになりました。
「UMAMI MATSURI」の会場前にできた数百名の行列と本県の事業者の柴沼醬油醸造のポン酢ゆずかつおがなんとUmami Parisのベストセラーであったことが特に印象的でした!
<Umami Matsuriの様子>
また、エソンヌ県とパリ市内の市場調査も行いました。
数多くの和食店からなるパリ二区の日本人街がフランスに住んでいた頃よりも更に盛んになっており、お寿司のほか、ラーメン、和風カレー、丼物、おにぎり、唐揚げ、日本酒などが少しずつフランス人の日常に浸透してきていることが感じられました。抹茶とゆずが特に今どきの流行のようでした!本県出身の方がシェフを務めるパリ六区のフランス高級料理店「Baillotte」のことも初めて知りました!
エソンヌ県内の飲食店のシェフたちも、県産品を紹介した際、フランス料理との組み合わせについて熱く語っていたととても高い関心を示しました。
<パリ二区日本人街(左)及び「Baillotte」店での意見交換(右)の様子>
県産品PRのほか、エソンヌ県との友好提携都市交流の各関係者を訪問しました。
エソンヌ県議会から、シャマランド園をはじめ当県の魅力を紹介され、2022年から下妻第一高等学校とオンライン交流を実施しているフランソワ・トリュフォー高校の日本語教諭、地元の生産者、日本文化を若者に紹介するボランティア団体「Espace Otakou」とも意見交換を行い、両県の関係性を深めることに努めました。
<エソンヌ県・シャマランド園(左・中央)及び当県議会スタッフとの意見交換(右)の様子>
皆様はご存じでしたか?
2026年は本県がフランス・エソンヌ県及びイタリア・エミリアロマーニャ州と友好提携協定を締結してから40周年になります!
本県のフランス人国際交流員として、母国で母国語を使って、食をはじめ茨城の魅力をPRできたのはとても刺激的で有意義な機会となり、2026年の友好提携40周年をはじめ、今後とも茨城とフランスとの架け橋を務めながら、フランスにおける茨城の更なる知名度向上のために努めてまいりたいと思います。
ご関心のある方は、下記の各HPよりご覧ください。
【パリ】
・「SIAL Paris 2024」について:SIAL Paris; the international food exhibition(外部サイトへリンク)(英語)
・「Umami Paris」について:
<HP> Umami(外部サイトへリンク)(英語)
<インスタグラム> Umami(@umamiparis) • Instagram写真と動画(外部サイトへリンク) (仏語)
・「Baillotte店」について:
<HP> https://www.restaurantbaillotte.fr/(外部サイトへリンク) (仏語)
<インスタグラム> https://www.instagram.com/baillotte_restaurant/(外部サイトへリンク) (仏語)
【エソンヌ県】
・エソンヌ県について:
<県HP> https://www.essonne.fr/(外部サイトへリンク)(仏語)
<県観光局HP> http://www.essonnetourisme.com/en/tourism-in-essonne-3/(外部サイトへリンク)(英語)
<県観光局インスタグラム> https://www.instagram.com/essonnetourisme/(外部サイトへリンク)(仏語)
・「シャマランド園」について:https://chamarande.essonne.fr/(外部サイトへリンク)(英語)
・「フランソワ・トリュフォー高校」について:https://lyc-truffaut-bondoufle.ac-versailles.fr/(外部サイトへリンク) (仏語)
・「Espace Otakou」について:https://associationespaceotakou.com/(外部サイトへリンク)(仏語)
【セイフェンCIRから】
2024年5月22日に県立下妻第一高等学校の生徒に対し、2024年度の日仏学校交流の開始に向けて、フランスの文化や言語等を紹介させていただきました。
本県の友好提携都市であるフランス共和国エソンヌ県に位置し、第二外国語として日本語の授業を行うフランソワ・トリュフォー高校と県立下妻第一高等学校の生徒が、相互理解を深めるとともに、両県の友好交流の一翼を担うことを目的に、2022年度より英語によるオンライン交流を中心にした学校交流を実施しております。
今年度もフランスの夏時間により日本との時差が8時間から7時間へと縮む期間を利用し、5月~10月の間にオンライン交流を4回行う予定です。
第1回オンライン交流に向けて、5日22日に下妻第一高等学校1~3年生約30名に対し、フランスの文化や言語等について、発表を行いました。フランスの教育制度や学校生活、パリにおける日本文化や和食等をはじめ、日本とフランスの違いを紹介するとともに、フランス語での自己紹介を練習しました。
生徒たちは日本語と英語と全く違うフランス語の発音に対し、やはり大きく驚いていました。
フランスの文化や観光地について、質問をたくさんいただき、フランス人生徒と交流するのをとても楽しみにしているようでした。
イタリア・エミリア=ロマーニャ州(友好提携都市)との経済交流を促進するために、
共同ウェビナーを下記のとおり開催しました。
おかげさまで大変良い好評をいただきました。誠にありがとうございました。
その実施に向けて、CIRsも連絡調整やPR資料の翻訳・通訳に積極的に携わりました。
・日時 :2023年10月19日(木曜日)
17時~19時(日本時間)/10時~12時(中央ヨーロッパ時間)
・方法 :オンラインZoom開催/無料
・言語 :日英同時通訳
・テーマ:未来に向けた新しい技術や手法の取り組み―農業・食品を中心に
・登壇者:
茨城県(5名):
- 株式会社エイゾス
- 日本ハム株式会社 中央研究所
- 株式会社ビジョンテック
- 県産業技術イノベーションセンター
- いばらき対日アドバイザー
エミリア・ロマーニャ州(4名):
- 州農業・農村開発総局
- パルマ大学
- 畜産研究センター
詳細:茨城県・エミリア=ロマーニャ州友好提携地域間 ウェビナーのご案内 – 茨城県外資系企業向けポータルサイト (pref.ibaraki.jp)(外部サイトへリンク)
【セイフェンCIRから】
海外販路開拓を目指す県内事業者の支援として、イタリア・
エミリア=ロマーニャ州(友好提携都市)のボローニャ市で
9月7日~9日に開催されたSANAという健康食品フェアに
出展し、県産品のPRを行いました。
私ももブース作りに参加し、イタリア語の通訳者と
ともに英語と当日教わったイタリア語を交え、訪問者に
積極的に声をかけ、県産品の食べ方やイタリア料理との
組合せを紹介しました。和食に対するイタリア人の関心も
高く、3日間に渡って県のブースは大賑わいでした。
・根本漬物:ふくゆい・紫錦梅
・クリタ:凍みこんにゃく
・染野屋:ソミート炙りカレー
・小沢食品:うの花こんにゃく、豆乳おから
・廣瀬商店:梅酒
・古内茶生産組合:古内茶
・ひげた食品:フリーズドライ納豆
・ポテトかいつか:干しいも
・圷ほしいも直売所:ほしいもスイーツ
・東京バル:こんにゃくジャーキー、植物性パルメザンチーズ風味
フレーク、植物性肉味噌
健康食品フェアにご興味のある方はSANA 2023フェアのHP(英語)もご覧ください。
SANA 2023のHP: SANA 2023 | Sana(外部サイトへリンク)
Bonjour! フランス出身CIRのセイフェンです。
今日はフランス学校交流について紹介します。
昨年度から県立下妻第一高等学校と第二外国語として
日本語の授業を行うフランス・エソンヌ県
(友好提携都市)のフランソワ・トリュフォー高校とともに
英語でのオンライン交流を実施しております。
イギリス出身CIRのソフィーさんと一緒に両校の
オンライン交流のファシリテーターを務めております。
今年度は5月23日(第1回)及び6月6日(第2回)に
実施し、両校から生徒約20名が参加しました。英語で
パワーポイントを使って発表と意見交換を行い、フランスと
日本の文化に対する理解を深めることができました。
生徒は非常に楽しそうに交流しており、夏休みの間に個別で交流を進めるために、
連絡先を交換した方もたくさんいました。
今後も両県の高校生の交流を支援していきたいと思っております。