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ホーム > しごと・産業 > 農林水産業 > 農林事務所 > 県央地域 > 県央農林事務所経営・普及部門(水戸地域農業改良普及センター) > リアルタイム現地情報 > 令和7年度県央地域法人化に関する現地見学会を開催
ページ番号:73084
更新日:2025年7月30日
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令和7年7月23日(水曜日)に、有限会社照沼農園(水戸市元石川町)において、法人化を志向する若手農業者を対象に「法人化に関する現地見学会」を開催し、3名の農業者が参加しました。
普及センターでは昨年度から前述の若手農業者を対象に法人化事例を学ぶ勉強会を開催し、農業法人の代表から法人化する際の留意点や苦労話など具体的な話を聞く機会を設け、法人化に踏み出す一助となる支援を進めています。
今年度は実際に法人の農園を訪れ、施設等を見学しながら雇用管理や経理、農場運営の工夫などを学ぶ見学会を2回計画しています。その第1回目として有限会社照沼農園の代表、照沼洋平氏から説明を受けました。特に、労働力確保では地域の優良事例ともなっている「農福連携」の取り組みについて、様々な工夫や改善を行い利用者が働き易い環境に繋げることにより作業効率の改善や収益向上に直結させ農福相互にとってWin- Winの関係となることの説明を頂きました。参加者からは「農福連携の素晴しさを実感した」「今後、農福連携を検討したい」などの声も聞かれました。
また、大手企業を定年退職した経理経験者を採用し、週単位で収支状況を把握することで迅速な経費調整や経営判断を行っていることや事案毎にファイルを整理し、状況を把握し易いように工夫している点なども参考になったようでした。
なお、普及センターからは「個人経営と法人経営の違いとは(全国農業法人協会の資料抜粋)」、
「熱中症防止対策資料」及び「水稲生育情報NO5」を用い、法人化の特徴及び熱中症防止対策(雇用主の責務)、水稲生育と今後の管理に関して情報提供しました。
次回、第2回目は小美玉市内で3年前に法人化した農園を見学する予定です。当部門では今後も農業者の経営発展に繋がる法人化について継続支援をしていきます。
県央農林事務所経営・普及部門 (担い手)