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更新日:2026年2月16日
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<いばらきが誇る雛人形店>
<注目のひなまつりイベント>
桃の節句は、子どもの健やかな成長と幸せを願う、日本の大切な季節行事です。
茨城県内には、長い歴史を受け継ぐ雛人形店から、現代の暮らしに寄り添う専門店、そして町全体で春を祝うひなまつりイベントまで、地域ならではの多彩なかたちがあります。
本特集では、雛人形を「つくる・伝える」人々の思いと、各地で受け継がれてきたひなまつりの風景を通して、いばらきの春の魅力をご紹介します。
祐月本店は、茨城県水戸市の地で長年にわたり、人形文化とともに歩んできた老舗人形店です。
創業は明治23年、今年で136年の歴史を刻んでいます。
節句人形をはじめ、日本人の暮らしの中で大切に受け継がれてきた「祈り」や「願い」を形にする人形を扱い、その価値を次世代へ伝え続けています。
ひなまつりの時期には、こだわりの雛人形を展示し、華やかさの奥にある、日本の美意識や家族の願いを感じられる場を創り出しています。
特に、梅の柄をあしらい、梅の名所である偕楽園イメージをした「偕楽園雛」は、地元を大事にする祐月ならではの商品です。
また、有形文化財に指定されている雛蔵では、歴史的に貴重な人形飾りや現代ではなかなか見ることのできない水戸の金工なども展示。
「文化財の建物×伝統雛×老舗の歴史」という三要素がそろう祐月本店の展示は、「文化を伝える場」としての役割を担う特徴的な存在です。

【木目込 偕楽園雛】
梅の名園であり、地元の誇りでもある偕楽園をイメージした、コンパクトなかわいらしいお雛さま。
衣装は梅の枝を煎じた「梅染め」で染め上げられ、そのやわらかな色味に映えるきらきらとした金彩蒔絵の梅文様も、職人の手作業で一つ一つ丁寧に描かれています。

(左)創業当時の店舗(現・雛蔵)/(右)現在の店舗

【雛蔵】
大正5年に建設された、2階建て、大壁作り・黒漆喰塗の重厚感ある土蔵。
祐月の創業時は店舗として、押絵羽子板や雛人形の製造販売をしていました。
2015年に国の有形文化財に登録され、現在も人形展示室として利用されています。
(見学は要予約)
| 【住所】水戸市末広町2-2-10 【電話番号】029-222-1117 【URL】https://yugetsu.co.jp/(外部サイトへリンク) |
城里町(旧・桂村)では、全国でも数少なくなった手作り雛人形の伝統が今も息づいています。
「小佐畑人形店」では、三代目となる小佐畑孝雄さんにより、伝統の技を守りながらも、現代の需要に合わせインテリアアートに昇華した雛人形「桂雛」がつくられています。
「生まれて初めて触る雅(アート)」をコンセプトに、木材や和紙など、土に還る素材を念頭に、一体一体を手作り。
華美な装飾を抑えた上品な雰囲気が特徴で、手先の角度や腕の曲がり具合などを調整する独自の「振り付け」技術により、人形に豊かな表情と動きが与えられています。
特に注目したいのが、幾重にも重なる衣装の「かさね色目(グラデーション)」の美しさ。
昔から日本人が大切にしてきた色や文様遣いを表現しています。
その芸術性の高さから、皇室への献上や外交にも用いられるなど、高い評価を受け、茨城県の伝統工芸品及び町無形文化財にも指定されています。
また、オーダーメイド制作も受け付け、思い出の着物で衣装を作るなど、とことんお客様と向き合って作られる雛人形はまさに一点もの。
ひなまつりの時期に限らず、インテリアとしても飾っておきたくなる美しい雛人形を提案しています。

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【住所】東茨城郡城里町阿波山1186 |
minicola(みにこら)は、全国でも珍しい⼈形のお顔(頭)の専⾨メーカーで、現代に寄り添った雛人形をつくる専門店です。
もともとはガラス製の人形の目を手掛ける義眼の専門店として、大正10年に創業し、人の顔や表情、眼差しと向き合ってきました。
三代目の赤松勝己さんは、先代の技術を継承しつつ、住宅設計デザインの経験を活かして、現代の住宅事情に適した「雛人形のminicola」を立ち上げました。
住環境や暮らし方の変化を背景に、「今の暮らしに合う雛人形を届けたい」という思いから、コンパクトサイズの雛人形専門店として新たな歩みをスタート。
伝統的な雛人形の意味や節句文化を大切にしながら、コンパクトで飾りやすく、かわいらしい表情の、現代の住空間になじむ雛飾りを提案しています。
人形の顔や胴体原型は全て赤松さんが手作業で制作。
お⼦様の健やかな成⻑と幸せを願う気持ちや「幸せな時をずっと⾒守っていたい」という思いが込められた、優しく微笑む雛人形に、ぜひご注目ください。

| 株式会社はっとり 【住所】常総市新石下3810 【電話番号】0297-38-5522 【URL】https://minicola.co.jp/(外部サイトへリンク) |
茨城県内では、各所でそれぞれの特性を生かしたひなまつりイベントの開催も。
県内の注目ひなまつりイベントをご紹介します。
その他のイベント情報は、以下のwebサイトでも紹介しています。
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【観光いばらき「ひなまつり特集2026」ページ】 |
期間/2026年2月4日(水曜日)~3月3日(火曜日)
時間/9時00分~16時00分
会場/桜川市真壁町市街地ほか
※水曜日は定休のお店が多いので予めご了承ください。

桜川市真壁町は、江戸から昭和初期の蔵や門が残る、国の重要伝統的建造物群保存地区。
毎年2月4日から3月3日に開催する「真壁のひなまつり」では、旧家や蔵など約120軒に江戸から現代までの雛人形が飾られ、町全体が華やかに彩られます。
風情のある町並みを歩きながら、歴史ある建物と雛人形の共演を楽しめるのも魅力。
住民の温かなおもてなしに触れながら、町歩きとともに早春の真壁を満喫できる、県内最大のひなまつりイベントです。

| 【問い合わせ】桜川市商工観光課 【電話番号】0296-23-8200 【URL】http://www.kankou-sakuragawa.jp/page/page001025.html(外部サイトへリンク) |
期間/2026年3月1日(日曜日)
時間/9時00分~15時00分(雨天・強風中止)
会場/大子町本町通り「十二所神社百段階段」

茨城県の最北端・大子町に春を告げる恒例行事「百段階段でひなまつり」。
十二所神社の参道にある百段の石段をひな壇に見立て、約1,000体の雛人形がずらりと並ぶ光景は圧巻。
歴史ある石段と華やかな雛飾りが織りなす、大子町ならではの春の風物詩です。
当日は町内各所でも雛飾りが展示され、ノスタルジックな街歩きを楽しめます。
午後には「大子花嫁行列」も行われ、和装の新郎新婦が町を練り歩く姿は、訪れる人々の心を温かく華やかに彩ります。
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【問い合わせ】大子町商工会 |
期間/2026年2月14日(土曜日)~3月3日(火曜日)
時間/10時00分~15時00分
会場/水郷潮来あやめ園・津軽河岸あと広場石の倉・JR潮来駅

水郷のまち・潮来市の春を彩る「水郷いたこ雛巡り」。
あやめ園や津軽河岸あと広場石の蔵、JR潮来駅には、ひな壇や手作りのつるし飾りが並び、水郷ならではの情緒あふれる風景を楽しめます。
期間中の土日祝日は、デジタルスタンプラリーやこたつ舟などの体験が充実。
また、2月28日(土曜日)・3月1日(日曜日)には、あやめ園や石の蔵でマルシェやキッチンカー、ステージイベント、ワークショップも開催されます。
水のきらめきと雛飾りが織りなす、潮来の春を満喫できるイベントです。
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【問い合わせ】潮来市観光商工課 |