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ホーム > しごと・産業 > 農林水産業 > 森林・林業 > 茨城県林業技術センター > 特用林産物トピックス > 野生きのこ相談室(平成26年度)
ページ番号:30450
更新日:2017年5月15日
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各林業指導所やきのこ博士館、林業技術センターで対応した野生きのこの名前を調べる相談と県内で発生した毒きのこによる中毒の概要を紹介します。野生のきのこは、種類を調べ名前を知るのが難しい上、猛毒を持つものもあるので、食用にする場合は、慎重に選別して下さい。
なお、名前を調べる相談の「種数」は、相談ごとの重複や名前のわからなかったものも積算しています。
(1)対応件数と種数
件数: 512件 種数:1,121種(うち毒きのこ116種)
(2)相談の多い種別相談件数(食用,有毒種上位各5種)
食用
ウラベニホテイシメジ(51件)
ヒラタケ(44件)
ハタケシメジ(27件)
ナラタケ(22件)
ナラタケモドキ(18件)
有毒
クサウラベニタケ(20件)
ハイイロシメジ(20件)
スギタケ(9件)
クサハツ(8件)
ニガクリタケ(8件)
平成26年度は相談件数が512件で,持ち込まれたきのこの延べ種数が1,121種となった。昨年度(相談件数673件,延べ種数1,558種)に比べると,相談件数は約24%,延べ種数は約28%減少した。
毒きのこの延べ種数も116種と約40%減少した(昨年度191種)。全相談に対する毒きのこが占める割合は,約10%で,昨年度(約12%)に比べて減少した。
タマネギモドキ
11月13日,土浦市在住の男性が,稲敷市内のゴルフ場敷地内の林内で採取したきのこを,ゆでた後に塩をふって食べたところ,5分後に幻覚症状,発汗の症状を発症し,病院に救急搬送された。救急車で搬送されている最中には,震え,吐き気,嘔吐の症状があった。持ち込まれたきのこの形状から,タマネギモドキと同定した。